ダウ理論

FX初心者がダウ理論をマスターするための3つのコツ+1

今回はダウ理論について、FX初心者がダウ理論をマスターするためのコツを話していこうと思います。

ダウ理論をマスターするためのコツはいくつかありますが、やはり最終的には反復練習にまさるものはありません。

しかし、その反復練習をより効率的に行うために、どんなことに気をつければいいのか、そのへんのコツを話してきます。

特に押し安値や戻り高値が発生して、一筋縄にはトレンドが発生せずにもみ合う相場がとても厄介です。

「あれ?ここってトレンド発生だっけ?」
「ここだとまだトレンドは発生しないのかな?」
こんな疑問が出てきたなら、これから話すことはきっと役に立つと思います。

そういう相場をすっきりとダウ理論にもとづいて分析できるようにする方法も話していきます。

また、前回の記事を書いてから、たくさんの方からメッセージをいただきました。

ありがとうございます。

ダウ理論に興味がある人が多そうなので、このままとりあえずはダウ理論について話せることをどんどん話していきます。

FX初心者はダウ理論を理解するためにまず視覚的にわかりやすくしろ

まずFX初心者はもちろんなのですが、ダウ理論についてイマイチ理解ができない、自分で分析しようとすると、どこからか頭がゴチャゴチャになってしまってわからなくなる、という場合はまず視覚的にわかりやすくしましょう。

具体的には、しっかり書き込むということです。

前にも話したと思いますが、やっぱりチャートを分析するならチャートを印刷してそこに書き込むことをオススメします

家のプリンターで印刷してもいいですし、プリンターがないのであれば、今はコンビニで簡単に印刷できます。

僕はプリンターが家にあるのですが、引っ張り出すのがめんどうなので、昔からコンビニで印刷していました。

特にFXを始めた最初の頃は、チャートをみて考えたこともいろいろ書き込めた方がいいので、印刷して好きに書き込んでいました。

また、このときにしっかり色分けをすることもオススメします。

例えば押し安値や戻り高値はごっちゃになりやすいので、僕みたいに戻り高値を青で、押し安値を赤にするなどの工夫ですね。

今話したことは最低限必要なことなので、まずはこれらを理解して視覚的にパッと見てわかりやすい状態をつくりましょう。

さて、次からがダウ理論をマスターするためにコツです。

順番に見ていきましょう。

ダウ理論マスターのコツ1:最初に波形を描け

ダウ理論でチャートを分析して、今がアップトレンドなのかダウントレンドなのか、トレンドが発生していないのか、を見極めるのですが、そのためにまずしなければいけないのは、波形を描くこと。

前回の記事で波形のとらえ方について話しましたが、あなたがどんなふうに波形をとらえるのかでトレンドは変わります。

大まかに分けると、波を大きく見るか小さく見るかの2つにわかれるのですが、これはダウ理論でトレンド判断をするときに絶対に欠かせないことなので、まず何よりも先に波形を描きましょう。

はっきりいって、この波形のとらえ方に一貫性がないことには、いくらダウ理論を学んでも、上なのか下なのかの見方が変わってしまうので、意味がありません。

ダウ理論の前にひたすら波形を描きましょう。

ダウ理論マスターのコツ2:押し安値と戻り高値をわかりやすくする

おそらく、ここが一番つまずく人が多いのではないでしょうか。

前回問題にしたチャートで、押し安値と戻り高値の移動がややこしくて、どうなったらアップトレンドが発生するのか、どうなったらダウントレンドが発生になるのかがわからない、こんな風に思ったのではないでしょうか。

これを解決するチャート分析の仕方を実際のチャートを使って話していきますね。

まず、ややこしくなる理由は明確で、押し安値と戻り高値が常に1つずつあるからなんです。

どっちもあるから混乱してしまうのです。

なので解決方法は、どっちか一つしか表示させないことなのです。

どういうことか、前回の記事で説明したチャートを使って話をします。

前回のチャートはこれですね。

で、たぶんこのあたりが複雑だったと思うんです。

このあたりの見方がゴチャゴチャになったのではないかと思います。

どこを抜けたらトレンドが発生するのかが複雑でした。

で、こういう相場を分析しやすくするためにポイントになるのは押し安値と戻り高値の移動です。

そこで、前回とは少し違った方法で押し安値と戻り高値を移動させていきます。

まず、前回のダウ理論のチャート分析では押し安値と戻り高値が両方共存在していました。

そして、高値や安値が更新される度に押し安値や戻り高値が移動していました。

この移動をなくします。

移動させるのではなく、押し安値か戻り高値のどちらか一つしか表示させにようにします。

具体的にチャートを使って説明していきますね。

チャートがこの星のところに来たとき、直近の安値を抜いたところで、戻り高値は青い丸になります。

この時点でダウントレンドが発生しています。

ここから、下に行くのではなく戻り高値を上に抜けました。

ちょうどここまで相場が来たときですね。

この時戻り高値を上に抜けたので、ダウントレンド崩壊です。

そしてここで押し安値が発生します。

前回の説明ではこの時点でチャートには戻り高値と押し安値の2つが存在していました。

ここを分析をシンプルにするために、押し安値が発生したタイミングで戻り高値を消します。

このチャートで説明すると、星のところに来たことによって、戻り高値が突破されました。

戻り高値は破られて、破られたことで戻り高値は消えて、押し安値が出現すると考えます。

なので、この時点でこういうチャートになります。

ということで、戻り高値が破られてなくなり、押し安値が出現しました。

この押し安値が下に抜けずに守られている状態で、さっき付けた高値を更新すればアップトレンド発生なのです。

しかし、そううまく行かずにここで押し安値が微妙にですが突破されちゃうんですよね。

そしたらどうなるかというと、押し安値が破られてなくなり、代わりに戻り高値が出現します。

こうなったら、星があるところの安値を下に突破すればダウントレンド発生です。

しかし、ここでもダウントレンドを発生させることなく、戻り高値が破られます。

この辺で破られましたね。

そしたら戻り高値が消えて押し安値が出現します。

こうなったら、この星をつけたところの高値を更新すればアップトレンド発生です。

この高値を上に抜けたところがここ。

ここでアップトレンド発生です。

ここでちょっと補足ですが、さっき高値をつけたところからアップトレンドが発生したところまでの波形は、ダウ理論に基づく分析では全くなんの意味もありません。

つまり、雑音のようなものです。

具体的には赤い四角で囲ったここ。

この囲ったところは押し安値も前回の高値もどっちも更新していないですよね。

こういうところはトレンド発生や崩壊に何も影響を与えないので完全に無視です。

で、結果的には高値を上に抜けたので、アップトレンドが発生しました。

高値を更新したので、押し安値が移動しています。

ここからは、高値を上に抜ければアップトレンドが継続だし、押し安値を下に抜ければアップトレンド終了となります。

で、どうなったかというと押し安値を下に抜けたのでアップトレンド終了です。

そして、押し安値が破られたので、押し安値が消えて代わりに戻り高値が発生します。

そして今度は戻り高値を上に破られたので、戻り高値がなくなって押し安値が出現しました。

と、こんな分析になります。

大事なポイントをまとめると、押し安値と戻り高値が両方表示させるのではなく、押し安値か戻り高値のどっちか1つを常にチャートにあるようにする。

そして、押し安値が破られたら戻り高値が出現し、戻り高値が破られたら押し安値が出現する、と考えてください。

ダウ理論マスターのコツ3:トレンドの定義を明確にする

では最後のコツとして、ダウ理論でのトレンド発生の定義をもう一度明確にしましょう。

ここでは、言葉ではなく、図で視覚的にわかるように説明していきます。

ちなみに、言葉で説明するとこうなります。

アップトレンドは押し安値を作ったときの高値を更新したところで発生する。

ダウントレンドは戻り高値を作ったときの安値を更新したところで発生する。

こんな風にイマイチ理解できない言葉を並べることになってしまします。

そこで、トレンド発生の条件を図で表しました。

こうなります。

アップトレンド

この3つの赤丸が完成したらアップトレンド発生です。

ただし一つだけ、2つ目の丸と3つ目の丸の間で動いているとき、1つ目の丸を下に抜けないことが条件になります。

また、ダウントレンドの場合はこうなります。

さっきのを逆にしただけですね。

この時の条件も同じで、2つ目の丸と3つ目の丸の間で動いているとき、1つ目の丸を上に抜けないことが条件になります。

で、難しい場面のチャートはどうして難しいのかというと、すんなりとトレンドが発生せずに、押し安値が発生したと思ったら、その押し安値が破られて戻り高値が発生したり、戻り高値が発生したと思ったら、すぐに破られて押し安値が出現するといったことが起こるからです。

点線をつけた3つめの丸を下に抜ければダウントレンド発生なのに、そこを抜ける前に1つ目の青丸を上に抜けてしまったので、ダウントレンド発生とはならずに、押し安値が出現します。

こういう相場はわかりにくい相場です。

ダウ理論マスターのコツまとめ

今回はダウ理論でチャートを分析するときのコツを話していきました。

押し安値と戻り高値をどうとらえるか、チャートにどう表示させるかで分析が難しくも簡単にもなります。

押し安値と戻り高値を両方表示させるのも一つの方法ですし、ややこしいからどっちか一つにするというのもいいやり方です。

どちらかあなたに合う方を採用して、ダウ理論をマスターしましょう。

さあ、あとはチャートを印刷して、ひたすらダウ理論を練習するだけですよ。

次回はいくつか練習問題を出そうと思います。

といっても、たくさん問題を出しすぎても解説に結構時間がかかるので、ちょいちょい、という感じでやっていこうと思います。

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合わせて読むとより理解が深まります