最高のトレーダーと勝てないトレーダーを分かつものは何か

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前回話しましたが、トレードで勝てるようになるために、最高のトレーダーになるためには、テクニカル分析を極める必要はありません。

というか、テクニカル分析を突き詰めていくと、逆に勝ちトレーダーから遠ざかっていく、という事実もあります。

ただ注意してほしいのですが、テクニカル分析が全く必要ないということではありません。

勝ちトレーダーの思考を身につけることができて初めてテクニカル分析が意味を持ちます。

勝ちトレーダーの思考が身についていない段階でいくらテクニカル分析を勉強しても、勝ちトレーダーに近づいていることはなかなか実感できないと思います。

いずれにしても、これからはテクニカル分析の話ではなく、一人一人の人間に焦点を当てたメンタル分析の話になります。

今回は、最高のトレーダーと勝てないトレーダーは何が違うのか。おおまかな全体像を話してこうと思います。

良く出てくる話では、頭が良くないと勝てるようにはならない。医者や弁護士、経営者などは相場で勝ちトレーダーになりやすい、と思うかもしれません。

実際に有名な著書「投資苑」を書いたアレキサンダー・エルダー博士は精神分析医です。 テクニカル分析系の本を出している人の中にはもともと弁護士だった人もいます。

また、もともと会社を経営していて、トレードの世界に入ってきた人もいます。 そして、成功を収めている人がいます。

だからトレードで勝てるようになるためには、弁護士や医者になれるくらいの頭の良さが必要だと考えるかもしれません。

トレードで勝とうとしている人のほとんどは、そこそこの大学を出て、そこそこの給料をもらっているけど、それには満足できずに、もっとお金を稼ぐ手段としてトレードを選んだのでしょう。

そこそこの頭の持ち主がいくら頑張ってもトレードでは勝てるようにならない、という考え方は、筋が通るようにかんじるかも知れません。

しかし、実際にはこれは違います。

今までトレードスクールに参加したり、運営する中であった人たちは、いたって普通の人たちでした。

突出した成績を残した人はむしろ学歴が全くなかったり、大学を出ていないケースもありました。

会社の経営者で勝てるようになった人もいるし、勝てないままだった人もいました。 つまり、頭がいいか悪いかはトレードで勝つために必須なものではない、ということです。

では一部の勝ちトレーダーとその他の負けトレーダーを分けているものは何か。 一言で言うと、相場に対する考え方が異なっています。

簡単な例を出すと、損切りをすることに対する考え方がまず真逆です。 損切りをするとあなたの口座からお金が失われます。

ついさっきまでそこにあったお金が誰かの口座の中に移動しているのです。 この時どう思うでしょうか。

おそらく心は傷ついていませんか。

これは正常な反応です。 自分の金がなくなって、平気な顔をしていられる人はほとんどいません。

しかし、最高の勝ちトレーダーは損切りしてお金が口座から減っても、なんとも思いません。

最高の勝ちトレーダーとその他の負けトレーダーを分ける一つの考え方の違いはこの損切りに対する姿勢です。

負けトレーダー達は損切りのたびに痛みを伴います。次はどうすれば損切りにならないかを一生懸命考えるのです。

一方勝ちトレーダーは損切りに対してなにも思わず、次のエントリーチャンスを淡々と待っているのです。

そして次のチャンスが来たらエントリーする。 そうはいっても、損切りになったら傷つくし、お金が減ると悲しい気持ちになる、というのはもっともです。しかし、そのままではいつまでたっても、どんなにテクニカル分析を学び相場分析に磨きをかけたとしても、いつまでたっても勝てるようにならないのです。

損切りして、悲しい気持ちになったらあなたならどうしますか?トレードをすることをやめますか? これも一つの方法ですね。

しかし、これだとトレードで勝つことを諦めることになるので、お勧めできることではありません。

損切りすると痛みを伴うから、次は損切りをしないようにする。普通こう考えますよね。 損切りを減らす、なるべく損切りしないためにどうしたらいいかを考えます。

もしかしたら、エントリータイミングの取り方がまずかったのかもしれない。長期足の相場分析の段階で見落としがあったのかもしれない。

見る時間足が15分足ではなく、5分足の方が良かったのかもしれない。 こんな風に考えて、できる限り損切りをなくするために、相場分析を行います。

過去のチャートを見て、あーでもない、こーでもない、エントリーロジックのここを改良したら損切りが減るかもしれない、、などなど。

こうやってテクニカル分析のジレンマにはまっていきます。 自分には相場の中に分析しきれていない知らないことがあるから損切りになる。だから、相場の全てを考慮できれば損切りをしないで済む。

しかし実際にはどうでしょう。 あなたは損切りをせずに相場から利益を上げている人に出会ったことはありますか??

1年間で1度も損切りをしたことのないトレーダー、そんなトレーダーはいません。絶対に10回に1回くらいは損切りするんです。

多い人だと、10回のうち7回は損切りになる。でもそれでも最高のトレーダーは利益を上げることができます。

なぜなら、損切りをなくそうとするのではなく、なくすことのできない損切りとうまく向き合う方法を身につけているからです。

最初のうちは損切りすると、恐怖で次のエントリーができなるかもしれません。チャートを見たくなくなるかもれません。

チャートを見ても正常な判断ができないかもしれません。 でも、それは普通のことなのです。

一部の特殊な人たち、例えば親がトレーダーで損することに対してどう向き合えばいいか教え込まれている場合を除いて、普通、損することはそのまま苦痛につながります。

そしてその苦痛をなんとかして回避しようとします。回避できないものなのに、回避できると信じてしまうんですね。

損切り一つをとっても、それに対する勝ちトレーダーと負けトレーダーの考え方はこんなにも異なります。

真逆ですもんね。 日常生活では普通の考え方、当たり前の考え方でもそれをそのままトレードの世界に持ってくると、いつまでたっても勝てない状態が続きます。

しかし、こういう考え方は目に見えるものではないので、気づく人がとても少ないです。

いつまでも問題の解決をテクニカル分析に求めている人は、いつまでたっても勝てない、その理由がここにあるのです。

こういう最高の勝ちトレーダーが持っている相場に対する考え方をこれから具体的に取り上げて、あなたの思考を相場思考にしていきます。

損切りに対してどう考え、どう向き合えばいいのか、具体的な方法については次回以降話していこうと思います。

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