コラム

魔物が潜むFXの相場はどういうところなのかをまずは理解しよう

FXという市場にはいくつかの魔物が潜んでいます。

今回はその一つを紹介します。特にトレードを始めたばかりの頃に出会う魔物です。

この魔物の正体が最初にわかると、これからFXで勝てるようになるまでに無駄に使うお金がぐっと少なくなります。

そんな魔物の正体を暴きましょう。

トレードを始めるのはとても簡単でシンプル

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トレードを始めるのはとっても簡単です。

今はインターネットから証券会社の口座開設ができます。

1週間もあれば口座を持つことができ、すぐにトレードができるようになります。

MT4でチャートを見た時、何かワクワクするものを感じたのを覚えていませんか?これから経済的自由を手に入れるために一歩一歩進んで行くことに胸を膨らませたことでしょう。

そして実際のトレードも買うか売るかの二択でとてもシンプルですね。

このシンプルな決断を行っていけば、いずれたくさんのお金を手に入れることができる。

しかし、何回かトレードをすることで、「あ、トレードはそんなに簡単なものではなく、お金を稼ぐためにはちゃんと勉強する必要がある」と感じたでしょう。

ここから徐々にFXの世界へと足を踏み込んで行くことになるのです。

FXへの間違えた幻想

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FXを始めた時、これからトレードで勝って、大きなお金を手にし、会社を辞め自由な生活を送るイメージをしたでしょう。

この時、どんなトレードをイメージしたでしょう?

おそらく、チャートを見ながら、マウスを握り、1分ごとにクリックしエントリーする。チャートを見ている間はとにかく利益になりそうなところを探し、エントリーとエグジットを繰り返す。そして結果的に大きな利益を手にいれる。

こんなイメージではないでしょうか。

ちなみに、これは世界共通のイメージではなく、特に日本ではこの傾向が強い気がします。

海外のトレードの理想の形は、夜寝る前にチャートをチェックし、注文を出して寝る。そして次の日起きたらエントリーしたポジションが大きな利益になっている、という状態です。

しかし、こうなることは本当に稀で、朝起きたら自分の資金の半分以上をなくしている、なんてことも珍しくありません。

詳しい理由はわからないのですが、日本のFXの世界では、夜寝て起きたら勝っている、というよりも、チャートを見てエントリーとエグジットを繰り返している、いわゆるスキャルピングをイメージする人が多いとおもいます。

この、日本人はトレードで勝つためにスキャルピンをイメージすることが、日本の投資水準の低さを物語っています。

なぜなら海外では、スキャルピングは勝つのが難しいトレードスタイルだということがほぼ共通の認識になっています。

5分足チャートを見てスキャルピングをして死ぬほど稼げると思っているのは日本人くらいです。

こうなったのは偶然でもあり必然でもあります。

ある意味では相場の魔物に仕掛けられた罠に日本人がまんまとはまっている、とも言えるのです。

さて、そろそろFXの魔物の一つに登場してもらいましょう。

FXのマーケットに潜むペテンという名の魔物

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ではFXのマーケットに潜んでいる魔物について紹介しましょう。

彼らは基本的に裏に隠れています。表に出てくることはなく、裏で手をこまねいています。

「こっちの世界へ来い」と。

彼らは人を操るのが得意で、人間の欲望を上手に扱います。

もっとたくさん金が欲しい、という多くのに人が持っている欲望に。

そして、その欲望に近づいてこう言うのです。

「僕はお金を稼ぐ方法を知っているよ。もし君が3万円くれるなら、その方法を教えよう。この方法はとても匿名性が高く、もしかしたら明日には販売を終了するかもしれないよ。本気でお金を稼ぎたいなら、今行動しよう。今なら1日15分だけ時間があれば毎月100万円稼げるようになる方法を教えるよ」

そうです。

FXのマーケットに潜む魔物の一つの正体は教材の販売者です。

もう少し厳密にいうと、教材を販売しているFXのプロの後ろにいるマーケッターです。

さっき話した通り、彼らマーケッターは、人間の欲望を知り尽くしており、どんな話をしたら、目の前の商品が欲しくなるか、欲しくて夜も眠れなくなるのか、を理解しています。

そして、あなたに近づいて、夜も眠れないくらいにさせてしまうのです。

この方法は、本当に稼げるけど、限定公開だから今すぐ手に入れないと後で公開することになるよ、と。

FXの教材販売のたちの悪いところは、「今すぐ誰でも」稼げるようになる、と主張しているところです。

勉強してしっかりとした土台を作り、継続して勝てるようになろう、というよりも、今すぐその魔法の力が手に入る、と言い切っているところです。

販売者からすれば、他が過激な表現を使っているので、同じよう話をしないと、自分の商品が売れない、というのがあります。

よって、出る教材はどんどんと表現が過激になり、教材の内容以上の、本来なら手に入らないことも言ってしまうのです。

例えば「1日15分1週間で」みたいな感じに。

こういう人たちにはまってしまうと、なかなかそこから抜け出すことができません。

ネットでFXの勉強をしていたら、次から次へとページをめくりサイトを移動して、どんどんドツボにはまってしまい、なかなか思うような情報にたどり着けないのと同じように、教材をいくら買ったところで、あなたの求めている勝てるようになる、という結果は手に入りません。

これはまたどこかでしっかり話そうと思っているのですが、基本的にトレードで成長するためには、自分一人でチャートと向き合う時間が必要です。

当たり前のことですが、とても大事なことです。

いやいや、私はネットで調べたり、教材の内容を何回も読み直したり、一人で勉強する時間をしっかりとっているよ、と思ったなら危険ですよ。

ネットで調べたり教材で勉強している時間は一人の時間のように思えますが、これは誰かの考えのもとチャートを見ています。

つまり隣には教材を作った人や、サイトを作った人がいて、その人と一緒にいる時間なのです。

そうではなく、あなた一人でチャートと向き合い、エントリーできそうなポイント、できなさそうなところを探し、実際にトレードしてみる。

これらを一人で繰り返すことで、あなたが望む勝ちトレーダーという結果は手に入ります。

これからは是非FXに潜む魔物を避け、あなた一人だけの時間をしっかりとりFXに取り組んでいきましょう。

一人で行うのはとても難しい作業です。やはりネットで調べたり教材を見たい、となります。

しかしそこで自分に言い聞かせてください。

「自分一人で勉強する時間が望む結果への一番の方法なんだ」と。

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※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。

合わせて読むとより理解が深まります