コラム

勝ちトレーダーのトレード手法を真似ても勝てるようにならない理由

今回は特に手法に絞って話をしていこうと思います。

勝ちトレーダーの手法はとても参考になる点が多く、教えてもらったことで自分も勝てるようになったという人はたくさんいます。

しかし、一方で勝ちトレーダーに出会えたという幸運に恵まれながらも、なかなか勝てるようにならない人がいるのも事実です。

そこで今回は手法に焦点をあてて、なぜ勝ちトレーダーの真似をして勝てるようになる人と勝てない人にわかれるのかを話していこうと思います。


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まず勝ちトレーダーの手法ですが別の記事でも話したように一つに絞られるものではありません。

トレードで勝ち続けるために必要な手法は勝ちトレーダーの数だけ存在します。

同じ手法を使って、勝てるようになる人と勝てるようにならない人に別れる理由はいくつか考えられます。

そもそも勝てるか勝てないかに手法は関係ない!?

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これは本当に元も子もない話ですが、こう考えることもできます。

つまり、手法なんてどうでもよくて、勝てる人と勝てない人は手法以外の部分で差がついているから、勝つ人と負ける人がいるんだよ、という考えですね。

こちらの記事で話しました。

これからFXで稼ぐために勉強する初心者に知ってほしい2つのこと

トレードは芸術と科学と精神が大事だと。そして特に重要なのは精神、つまりメンタルの部分である、と。

そして、芸術と科学の部分、トレード手法と資金管理に関しては結構簡単に身につけられる、と。

今回話している手法というのは芸術の部分に当てはまります。

ローソク足というチャートを見た時にそれをどう認識し、エントリーするかしないかの判断をしていきます。

最も重要なのはメンタルだ、という話をしましたが勘違いしないでほしいことがあります。

それは手法を軽視しすぎないこと。

もちろん手法だけでは勝ち続けるのは難しいです。しかし、1回1回のトレードで勝ちを収めることはできるようになります。

やっぱり手法は手法でとても大事です。

なので、手法なんてどうでもいいから、それ以外のメンタルゴリゴリで行こうぜ、というのは今回は考えません。

そもそもその勝ちトレーダーの手法が理解できていない

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では話を手法にもどします。

まず考えられるのは、手法をそもそも理解できていない、というのがあります。

「そんなのちゃんと勉強して、理解すればいい話じゃん、ただの勉強不足でしょ」と思うかもしれません。

でも実際はそんなに単純な話じゃないんですね。

あなたがトレード手法を理解した、というのはどういう状態を意味しますか。

「相場がどうなったらエントリーするかを自分の言葉で説明できている状態」

さらに可能であれば、
「どうなったらエントリーしたくないか、エントリーすべきじゃないかもわかっている」

これらをしっかり説明できるようになったら、それは理解している、といっていいのではないでしょうか。

これではちょっと足りないんですよね。

どう足りないのか。

小学校の勉強を思い出してもらえればすぐわかるのですが、「わかるとできるは違う」というアレです。

先生の話を聞いてどうやればいいのかわかる。でも一人で問題を解いて正解を導けるかといったら、それはできない。

これが典型的な「わかるとできる」の違いです。

自分で説明できるから、わかったつもりなんだけど実際にチャートを前にして自分一人でトレードしなさい、となるとできない。

これを解消するためにどうしたらいいのか。

勉強をしながら、常にリアルチャートをみてこの手法ならどこでエントリーできるかを常に考え、最初はデモでいいから実際にトレードをしてみるのが一番ですね。

そして、何回かトレードするとリアルな損益の数字が出てきます。

もしその数字が利益になっていて満足であれば、そこで初めて手法が自分のものになった、となります。

ただ、こうなるには時間がかかるもので、最初のうちはなかなかうまくいきません。

もしトレードした結果なかなか思うように利益が上がらないのであれば、その原因がどこにあるのかを考えつつ、手法を少しずつ改良してく必要があります。

で、この過程でよく起こるのが、
「あ、やべ、勝手にこう思い込んでたけど実際違うじゃん」という現象。

つまり勘違いですね。

これは実際の僕の体験であって、僕の理解力が悪いからかもしれません。

しかし多かれ少なかれ、自分一人で勉強をしていると勘違いというのはよく起こるものです。

というか、誰かにマンツーマンで教えもらっている時ですら、話がかみ合わないことがあるので、一人で理解するのがどれだけ難しいことなのかがわかると思います。

大事なのは勘違いしているのがわかったら、それをしっかり受け入れること。

「自分の理解は間違えてない」と頑固な考えを持っていれば持っているほど手法を新しく身につけるのは難しくなります。

トライアンドエラーができないからです。

エラーを認めないとなかなか前に進めないですからね。

そもそもトレード手法が合わない

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一つ手法を勉強していった結果、その手法が自分に合わない、というケースがあります。

実はこれ、簡単に見えて合わないと判断を下すのは結構難しいことなのです。

今まで何度も話したので「勝てるトレード手法は勝ちトレーダーの数だけ存在する」ということをあなたは理解していますよね。

そして、あなたと今勉強している手法の持ち主とあなたは全く同じ人間ではありません。

おそらく物事に対する考え方が違ったり、普段のお金の使い方も異なるでしょう。

ということは、つまり今勉強している手法があなたには合わない可能性がかなりの確率であるのです。

この手法でトレードしたら勝てるようになるのはわかっている。だって実際に勝っているトレーダーがいるんだから。

でもその人と同じトレードをあなたができるかといったらそれはまた別の話。

勝ちトレーダーの数だけ手法が存在する、ということの意味の裏には、全員にぴったり合う手法は存在しないから、多少なりともみんなのトレードスタイル、使う手法は異なるという真実があります。

どの手法でも勝てるようになるならなんでもいいや、という考えではなく、自分の価値観や考え方に近いもの、普段ストレスを感じない手法は一人一人ちょっとずつ異なるんですね。

こういう理由で手法があなたに合わない、というのはよくあります。

僕自身も今までに3つか4つの手法は捨てました。

でもやっぱり手法を捨てるのは難しい。

毎日その手法でトレードしてそれで生活ができている。それを目の前にして、でも自分に合わないから、という理由で捨てなければいけない。

もし実際には捨てないでいつまでも、だらだらその手法にこだわっていると、前に進めずに、ストレスを抱えたままトレードをする毎日を送ることになります。

そうならないためにも、手法が合わない時にその手法を捨てて次へいく勇気を持ってください。

さて、ここからは少しテクニック的な話をしていきます。

いくらトレード手法を磨いたとしても、それだけではいつまでたっても勝てるようにならない、本当の理由をこれから話していきます。

もしかしたら、ちょっと退屈だったかもしれませんが、ここからが本題ですよ。

手法よりも状況を読め

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ここまできてやっとではありますが、手法が理解できたとしましょう。

リアルタイムのチャートを見て、どこでエントリーすればいいのかがわかる。そして実際にエントリーすることができる、とします。

ここまで出来るようになっても、まだ問題が発生するんですね。

本当に、進む先にどんどん敵が出てきて、いつまでも戦いは終わりません。

次に出てくる問題は、こんなものです。

「勝ちトレーダーと同じ条件がそろった時にエントリーしているのに、なかなかうまく利益にならない」という問題です。

この段階であなたはどうなっているか。

チャートを見たとき、エントリー条件になるローソク足やインジケーターをみて、条件を満たしているか、満たしていないかを注意深く観察しています。

注意深く観察しているというか、それしか見れていない、という方が正しいかもしれません。

エントリーしていいのかしちゃいけないのか、かなりミクロな視点でみています。

細かく見ている、ということですね。

こうなると、見失いがちになるのが大枠です。

こういうことです。

あなたが漁師だとしましょう。

毎日海に出て魚を取ります。

しかし今日は天気が良くない、毎日チェックしている天気予報のお姉さんは台風が接近していて、今日は1日中大荒れになりそうだ、と話していました。

大枠がつかめていないあなたの状況は、天気予報なんて一切気にしないで、今日はどういう道具を使って、どんな魚を取ろうかだけを考えているようなものです。

もし今日漁に出たらどうなりますか?

多分死にますよね。

トレードでは台風のように風がめちゃくちゃ強かったり、大雨が降ったり、のようなわかりやすいサインはありません。

相場が大荒れの時はチャートの画面が真っ赤になる、とかわかりやすいものがあればいいのですが、そんなものはありません。

常にローソク足が形成されるだけですからね。

しかし、このただのローソク足を見た時に、今日は快晴なのか、曇りなのか、小雨なのか、大嵐なのか、を判断できる能力が必要なのです。

これができないと、台風のなか魚を取りに行く、という自殺行為をしていることになります。

トレードにおける快晴はトレンド

ではトレードにおける快晴の状態とはどんな時か。

トレンドが発生している時です。

でもトレンドが発生している快晴の時であっても油断していいということではありません。

海は快晴であっても多くの危険が潜んでいます。

サメに遭遇するかもしれないし、横波にやられて転覆する可能性はゼロではありません。

だから、トレード手法という道具に普段から磨きをかけ、ここぞという時にしっかり大量の魚を取れるように準備をする必要があるのです。

天候・スキルはどちらかだけでいいものではありません。

両方に磨きをかけるからこそ自分の望む成果が手に入るのです。

偏ることなく、バランス良くスキルをつけていきましょう。

トレードで大局を読むことについて具体的には別の記事にして話していきます。

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※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。

合わせて読むとより理解が深まります