一目均衡表

一目均衡表の基礎|おさえておくべき5+1つの構成要素

ここでは、一目均衡表の基本について、どんなもので構成されているのかを話していきます。

一目均衡表をチャートに表示させても、それだけだと何がなんだかさっぱり、何に注目してどう判断すればいいか迷うばかりです。

そこで、まずは一目均衡表の全体像として、どんなものがあるのかを個別にみていきます。

全体像を理解し、使えそうなものをより細かくみていきましょう。

一目均衡表を使いこなすためには全てを使わなければいけないわけではありません。

1つ1つ理解を深めましょう。

一目均衡表を構成する5+1つの要素とは

まずはじめに構成要素をみていきます。

具体的には以下になります。

転換線
基準線
先行スパン1
先行スパン2
遅行線

以上の5つと、もう一つが雲と呼ばれるものです。

雲は先行スパン1と2に囲まれているところなので、あえて+1としました。

名前からなんとなくわかると思うのですが、先行スパンと遅行線はローソク足の位置とずれて表示されます。

ここが、一目均衡表を理解するのが難しい一つの理由なので、最初に頭に入れておいてください。

先行スパンはローソク足より前に表示され、遅行線はローソク足よりも後ろに表示されます。

また、これらの構成要素は全てが独立しているのではなく、幾つかのペアになっています。

転換線は基準線とセットで考え、先行スパン1と2と雲はセットで遅行線は1つだけでみます。

では、セットに分けて細かく見ていきましょう。

転換線と基準線は傾きに注目する

転換線と基準線の計算方法からみていきましょうか。

転換線は(9期間の高値+安値)÷2
基準線は(26期間の高値+安値)÷2
で求められます。

この転換線と基準線を表示したチャートはこのようになります。

転換線と基準線は傾きに注目する

また、転換線と基準線は移動平均線のようなものだと考えて大丈夫です。

ただ注意があって、移動平均線は決められた期間の全ての値段を反映させますが、転換線と基準線はその期間の最高値と最安値だけに注目します。

チャートでこの2つのラインが横ばいに推移している場面があると思いますが、それは高値と安値がどちらも更新されていないからです。

移動平均線であれば、高値も安値も更新されなくても、ほとんどのケースで傾きがつきます。

ちなみに、同じ期間の移動平均線と基準線・転換線を表示させると、このようになります。

移動平均線

大きな違いは基準線・転換線には横ばいに推移する期間があることですね。

転換線と基準線の2つの線を見るときに注目すべきポイントはその傾きです。

移動平均線と同じように、上向きの傾きであればアップトレンドで、下向きであればダウントレンドと判断できます。

また、移動平均線でいうゴールデンクロスやデットクロスが基準線と転換線でも起こります。

詳しくは別の記事で話していきますので、まずは転換線と基準線がなんなのか、を掴みましょう。

先行スパン1と2と雲は壁になる

先行スパン1と2の間を雲と呼び、注目すべきは雲です。

先行スパン1と2は雲を表示させるための手段だということができます。

また、この先行スパンが少し理解に苦しむかもしれません。

というのも、一目均衡表の特徴の一つなのですが、計算された雲は26期間未来にずらして表示しています。

この、計算したものをずらして表示するのが他のテクニカル分析ツールと一目均衡表の大きな違いです。

雲を表示させるとこんな風になります。

先行スパン1と2と雲は壁になる

みてわかると思いますが、ローソク足よりも未来に表示されています。

先行スパンの計算式は以下の通りです。

先行スパン1=(基準線+転換線)÷2
先行スパン2=(52期間の高値+安値)÷2

そしてこの2つに囲まれた部分を雲と呼びます。

先行スパン1は基準線である26期間と転換線である9期間の高値と安値の中間を採用しているので、短期から中期です。

一方先行スパン2は52期間を採用しているので、長期だと言えます。

このことから、先行スパンに囲まれた雲は、中長期的に値動きが活発に行われたエリアを表していることになります。

なので、ローソク足が雲に接近すると、含み損を抱えている人たちの決済で反発することが予想できます。

例えば、ダウントレンドが発生しているとき、雲はローソク足よりも上にあります。

ここから相場が戻して、雲付近までくると買いポジションで含み損を抱えていた人たちが決済し一時的に戻されます。

雲はこのように、相場が一旦とまる、壁の役割があります。

遅行線はトレンド転換を知る

最後に紹介する遅行線、実は作者の一目山人がもっとも大事だとしたものです。

遅行線は先ほどの先行スパンと逆で26期間過去にずらして表示させます。

この遅行線は、終値を26期間過去のずらしたものです。

とっても簡単ですね。

チャートで表示させるとこんな風になります。

遅行線はトレンド転換を知る

この遅行ラインの簡単な見方は、遅行線がローソク足を上に突き抜けたり、下に割ったりするのをみます。

さっきのチャートの赤い丸印にしたところ。

ここは遅行線がローソク足を下から上に突き破っていますね。

これを確認したら、相場が上昇へ切り替わった、転換した、判断します。

見方は簡単ですね。

以上が一目均衡表の5+1つの構成要素です。

まとめ

ここでは一目均衡表の構成要素を説明しました。

この基本がわかれば、後は個別のものをどう組み合わせて使っていくか、です。

一目均衡表の全てを使う必要はないので、必要なものをあなたのトレードに取り入れていってください。

詳しい使い方は個別の記事で解説していきます。

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