損切りはFXにおいて、避けて通れない道です。
あるプロのトレーダーは「我々の仕事はきちっと決まったところで損切りをすることが仕事だ」と言ってるくらい、損切りは大切なことです。
しかし、この重要な損切りをなんとなくしている人がとても多いのが現実です。
損切りはエントリーからマイナス10pipsのところで固定する、このように損切りを決めるのは初心者の頃はいいかもしれません。
ただ、それなりにエントリーについても勉強し、自分なりに根拠のあるエントリーができるようになったら、そのトレードを勝ちトレードにするためにも損切りをしっかり行う必要があります。
しっかりというのは、エントリー同様に根拠を持って損切りをする、ということです。
今回は根拠を持って損切りができるように、どのラインを目安に損切りを決めればいいかを詳しく説明していきます。
損切りをする理由・根拠は?
相場がどう動いたら損切りをするのか、考えたことはありますか?
エントリーをする時になんとなくではなく、きちんとした理由を持ってするように、損切りについて考えたことはありますか?
実は損切りをする時の根拠というのはとても簡単で、エントリーの根拠が崩れた時です。
例えば、エントリーの根拠が、4時間足でダウントレンドが発生していたから、だとします。
この理由だけでエントリーすることはないと思いますが、仮に4時間足でダウントレンドが発生しているからエントリーしたとします。
この場合、極端な話、4時間足でダウントレンドが終了するまでポジションを保有してもいいのです。
スイングトレードをする場合は、今話したことを根拠にして損切りをどこにするかを決めたりします。
しかし、この場合、4時間足でダウントレンド終了になる場面は、おそらくエントリーポイントからかなりのpips数離れているので、そのpipsを許容できるかが問題ですね。
エントリー根拠が崩れるときとはどういう時?
少し復習になりますが、エントリーする時の根拠は大きく分けて、2つに分けられます。
一つは長期足でトレンドが発生していると言うこと、もう一つは短期足でチャートパターンが出たと言うこと。
これらのどちらか、もしくは両方が崩れた時に、エントリー根拠が崩れることになります。
一つ目の長期足でトレンドが発生している、この根拠に関しては先ほど話しましたね。
4時間足でダウントレンドが出ていて、それを根拠にエントリーしたのであれば、ダウントレンドが終了するまでポジションを持ち続けてもいいのです。
そして、もう一つのエントリー理由は、短期足でチャートパターンができたことですね。
長期足でトレンドが発生していても、短期足でチャートパターンが出ないことにはエントリータイミングが取れないので、エントリーできません。
なので、この短期足でチャートパターンが発生したことも、エントリー根拠としてとても大きいです。
そこで、これら二つのどちらかが崩壊した時に損切りをする、というのが根拠のある損切りをすることになります。
ここからは2つの場面を、実際のチャートを使ってみてみましょう。
損切りの目安になるラインパターン1
長期足でトレンド発生を根拠にエントリーした場合、そのトレンドが終了したところで損切りします。
例えばこの場面。
4時間足でダウントレンドが発生しています。
戻しを待っていたら、そこまで戻しました。
で、そこから15分足にしたら、綺麗にチャートパターンが出ていたので、エントリーしました。
この場合、損切りの目安になるのは、ダウントレンド終了のポイントなので、赤いラインの少し上になります。
ということは、ここまで相場がくるまで損切りをしなくていいことになります。
ただ、問題なのはさっきも少し話しましたが、エントリーポイントから損切りまでの幅がかなり大きくなります。
この場面だと、エントリーから損切りまで、50pips以上あります。
場合によっては、トレンド終了のラインがもっと離れていることもあり、この考えだと、損切りまでのpips数が100pips以上になることもあります。
この損切り幅だと、損切りになった時にとても痛いですね。
このような理由で損切りをすることも稀にありますが、ほとんどの場合、次に紹介するチャートパターン崩壊の場面での損切りになります。
損切りの目安になるラインパターン2
これから話す損切りがよく使う損切りの方法になります。
かなりしっかりした根拠で、理にかなった損切りだといえるでしょう。
先ほどの場面、15分足でのエントリー場面を見てみましょう。
ここ、きれいにチャートパターンが出ていますね。
で、今回は上に書いたチャートパターンが発生したからエントリーしました。
ということはこのチャートパターンが崩れた時に、ポジションを保有する理由がなくなります。
この場面だと、ネックラインを割ることで、エントリー条件を満たしました。
ここからネックラインまで引きつけてこの場面でエントリーしたとします。
そしたら、損切りの目安になるラインはこのネックラインです。
で、損切りの目安のラインが決めれば、あとは、そのラインの少し上に損切りを設定すれば大丈夫です。
目安としては、このラインよりも5〜10pipsくらい離れたところです。
損切り幅を考えると、やはり今紹介したパターン2の方が実践しやすいと思います。
私自身も損切り注文を入れるときは、今回のネックラインのような損切りの目安になる重要なラインを決めて、そこの少し上に損切りを設定します。
もし損切りに引っかかったとしても、その後の動き次第では、入り直すこともできるし、その場合に損切りの傷を最小限に抑えることができるのが、この損切り方法です。
まとめ
損切りするポイントを決めるときはエントリー同様、きちんとした理由が必要です。
なんとなく損切りしていてはいつまでたってもトレード成績が安定しません。
そうならないためにも、損切りは最初のうちからきちんとルールを決めて、安定させることをお勧めします。
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