スキャルピング

スキャルピングとは?簡単?難しい?99%の人が勝てない3つの原因

今回はスキャルピングとは何か?という話から、なぜFXでスキャルピングに取り組む人の99%が勝てないのか?その原因について話をしていきます。

「スキャルピングは簡単ですよ!」という謳い文句が世の中には溢れているので、もしかしたら「スキャルピングは簡単なはずなのになんで自分は勝てないの?」と思っているかもしれません。

ここは安心してほしいところなのですが、「スキャルピングは簡単だ」と言うこと自体僕からすると「?」であり、こう言っている人たちはなんで簡単なのか?ここをしっかり説明している人は一人もいません。

説明しない理由は簡単で、彼らにとって都合が悪いからですね。

都合が悪いというのは、具体的には知られたくないことがあり、結果的に彼らの利益が小さくなってしまうからです。

つまり、スキャルピングは簡単だと思ってもらい、たくさんの人にトレードしてもらうことで彼らはお金を稼いでいるということです。

今回は実際にスキャルピングで勝ち続けることは簡単なのか?難しいのか?という話からほとんどの人たちがスキャルピングで勝てない原因について話していきます。

FXスキャルピングとは?勝ち続けている人はこんなトレードをしている

これからスキャルピングについて話をするので、まずはそもそもスキャルピングとはどういうものなのか?を話していきますね。

スキャルピングとはFXのトレードスタイルの一つであり、トレードスタイルといえば、スキャルピングの他に、デイトレード、スイングトレードがあります。

またスキャルピングとはポジションの保有時間が数秒から長くても30分以内であり、1日に何度も売買を繰り返すトレードスタイルのことを言います。

デイトレードやスイングトレードはポジションの保有時間が長くなると考えてもらえればと思います。

で、これはぜひ参考にしてほしいのですが、スキャルピングでゴリゴリトレードして勝ちまくっていた実績を持つ仲間のトレーダーに話を聞いたところ、勝率は80%超えで、1回のトレードは損切り10pips利確10pipsくらいでやって、毎日10回勝つまでトレードをやっていたのです。

この話を聞いてどう感じるかは人それぞれだと思いますが、大事なのは、日々努力してチャートと、そして自分自身と向き合った結果、スキャルピングで結果を出し続けている人はこのくらいのレベルにまで到達する、ということです。

ホントのことを言うとスキャルピングは簡単なの?難しいの?

さて、次にスキャルピングで勝ち続けることはそもそも簡単なものなのか?難しいものなのか?についてです。

もしスキャルピングが簡単なのであれば、スキャルピングで毎日何回、何十回とトレードしている人たちは大きく資産を増やしているはずです。

しかし、実際に現実はそうではなく、真逆なのです。

僕のところには毎日こうして書いている記事の感想や勉強してトレードで勝てるようになったその成果をたくさんの人が報告してくれます。

恐らくサイトを開設してからの約3年。メールのやりとりの数は5000を余裕で超えています。

しかし、その中でもらう報告のほとんどは、デイトレードのものばかりなのです。

「FX初心者でしたが、トレードで初めて50pips取れました」
「注目している通貨でトレードしたら100pips取れました」

こういう報告はよくもらいます。

しかし残念ながら
「スキャルピングでめちゃめちゃ勝てるようになりました」
という報告はもらったことがなく、

逆にスキャルピングに関係したメッセージとしては、
「スキャルピングをやっているけど、全く勝てなくて資金が減っていく」
という内容ばかりです。

僕はこうした現状をよく知っているので、FXの業界で派手派手しい人たちが「スキャルピングは簡単です!毎日簡単に稼ぎましょう!」とドヤ顔で言っているのを目にすると、どうしても違和感を感じてしまうのです。

で、今回の記事では、どうしてスキャルピングは難しいんだろう?というところから、勝てない原因を解明して、どうすれば勝てるようになるのか?を話していくのですが、そもそもスキャルピングが難しい原因はたくさんあります。

なるべくその全てを伝えていくのですが、基本的にはスキャルピングとデイトレード・スイングトレードを相対的に比較して簡単なのか、難しいのか?という話をしています。

つまり、スキャルピングだけを考えて話ができるわけではないので、ぜひデイトレードやスイングトレードについて考えたり勉強したりするときも、スキャルピングと比べてどうなんだろう?ということを考え、逆にスキャルピングを勉強するときも、デイトレードやスイングトレードだとどうなんだろう?ということを考えるようにしてくださいね。

では、最初にスキャルピングの難しさのイメージを話しておきます。

スキャルピングは小さな獲物を倒し続けるゲーム

FXにおいてスキャルピングとデイトレード、スイングトレードと3つのトレードスタイルがあるということは先程話しをしましたが、これらのトレードスタイルを比較して考えると、スキャルピングとは、小さな獲物をひたすら倒し続けるゲームなのです。

小さな獲物というのがポイントで、どの獲物(相場)なら簡単に勝てて、どの獲物(相場)負けるかもしれないのか、という判断が難しいのも特徴の一つです。

小さな獲物は、小さい故に猛毒を持っていたり思わぬ武器を隠し持っていたりしますから、こちらが油断していると深い傷を負う可能性(往復ビンタや連敗など)もあるのです(笑)。

あくまでもイメージですが。

それに対してデイトレードとスイングトレードについては同じイメージを持っていて、大きな獲物(ボス級含む)さえ一匹倒せば他の小さな獲物は倒しても倒さなくてもどっちでもいいゲームなのです。

デイトレードやスイングトレードでは1回のトレードで大きく狙うことが大前提としてあり、1ヶ月に1回でも100〜1000pipsくらい取れれば、あとのトレードは損切りを大きくせず傷を最小限に抑えておけばいいのです。

この1回で大きく取ることがボスを倒すことです。

一方でスキャルピングでは基本的にボスはいません。

スキャルピングでトレードする際に見ている時間足は1分足や5分足であり、基本的にそれ以上の足を見ることはないので(目の前の相場の動きを追いかけてトレードすることに精一杯なので見ている余裕もない)、1回で大きく狙うという発想がそもそもないのです。

スキャルピングでは勝っても負けても利確も損切りも10pips以内という小さな獲物と戦い、勝ったり負けたりを繰り返して資金を増やしていくのです。

この辺りのトレードスタイルによる違いについて詳しく知りたい、という場合はこちらの記事が参考になります。

FXで勝つためにはデイトレード?スイング・デイトレ・スキャルの真実

あなたのトレードスタイルを決めるための判断材料になるでしょうし、ある程度スタイルが固まっている人には無駄なトレードを減らし精度を高めるきっかけになるでしょう。

またどのトレードスタイルを選ぶかがトレーダーとして進む道の途中にある大きな分岐点になることが、上記の記事を読んでもらえばよく分かるはずです。

さて、小さな獲物をひたすら倒していくスキャルピングと、ボスさえ倒せばあとは何でもいいデイトレ、スイング、これらを比べて、どう感じたでしょうか?

もちろんスキャルピングはなかなか難しいと言うのはあるのですが、デイトレやスイングが簡単だと言いたいわけではありませんよ。

ただ実際に1からトレードを勉強している人たちを見ていると、相対的に考えてスキャルピングよりはデイトレ・スイングのほうが遥かに短期間で結果が出やすい、というのは事実です。

じゃあこのスキャルピングが難しい原因はどこにあるのか?

次にスキャルピングで99%の人が勝てない原因について話をしていきます。

スキャルピングで99%の人が勝てない3つの原因

ここからが本題であるスキャルピングで99%の人が勝てない原因について話をしていきます。

これから話をする3つの原因は、

・手数料・スプレッド負け
・勝率アップとリスクリワード改善の難しさ
・システムエラー

これら3つです。

ひとつひとつ見ていきましょう。

スキャルピングで勝てない原因その1:手数料・スプレッド負け

最初に話をしたいのが、手数料・スプレッド負けです。

トレードの勉強をしている中で、海外のトレーダーの本などを読んだことがある人は「トレードをたくさんすると手数料が高いので大きなマイナスになってしまう」という話を一度は聞いたことがあるでしょう。

ただ、これは過去の話であり、現在はどの証券会社を使っても手数料はほぼ0で、そのかわりに売りと買いの値段の差であるスプレッドがトレーダーからすると手数料みたいなものになっています。

エントリーした瞬間にマイナスから始まるのはスプレッドが原因ですね。

100万通貨でトレードすると、エントリーした瞬間に1〜2万円のマイナスから始まるので、体にいいとは言えませんね(慣れればそこまでじゃないんですが)。

現在はこのスプレッドもかなり小さく、pipsでいうと0.2pipsくらいのスプレッドが狭い通貨がある一方で、4〜5pips開いている通貨もあり、FXの世界では実質スプレッドが手数料みたいなものです。

スキャルピングの場合、スプレッドが1pipsだったとしても、それはとても大きいのです。

1回のエントリーで仮に損切りを10pipsにする場合、スプレッドがもし2pipsだったら、実質損切りは8pipsしか取ることができず、スプレッド分だけ不利になってしまします。

一方でデイトレードやスイングトレードであれば、1回の損切りはスキャルピングよりも余裕を持って、15〜30pips(場合によってはこれ以上もあり得る)くらいの損切りになるので、スプレッドの1〜2pipsの影響は受けにくいと言えます。

ほんのちょっとのスプレッドでも、損切りが小さくなり、その分だけ損切りに引っかかる可能性が高くなり、負けやすくなる、ということが言えます。

しかも、指標発表時や相場に明らかな影響を及ぼす国際的な大ニュースがある時のスプレッドの開き具合と言えば・・・一瞬で損切になるくらい開く事もあってスキャルではトレード出来ません(笑)。

勝てる可能性が高いタイミングでトレード出来ないのは辛いですよね。

この事からも自分だけの勝てるタイミングを見極める眼力が必要になってくるのです。

スキャルピングで勝てない原因その2:勝率アップとリスクリワード改善の難しさ

スキャルピングで勝てない原因の2つ目が『勝率アップとリスクリワード改善の難しさ』です。

これはあまり説明の必要がないかもしれませんが、スキャルピングで1日に何度もエントリーする中で、目先の動きを正確に当てていくことの難しさがあります。

まず勝率を高めようと思ったら、目先の相場の動きに合わせて、分析ツールを使いこなし、短期的に上に行くのか?それとも下に行くのかを当てに行く必要があります。

しかし、スキャルピングでメインで使う1分足や5分足では相場の流れの変化がとても早く、動きも一方方向に出続けることはあまりなく、動きがとても散漫になりがちなのです。

なので、たとえ数pipsの利確だったとしてもその動きを高い確率で予測し、トレードするのは簡単なことではありません。

またリスクリワードという点においても、先程話したとおり、デイトレやスイングでは1回のトレードで大きく狙うことを前提にトレードを行うので、1回の利益を大きくすることができます。

しかし、これをスキャルピングでやろうとすると、せっかくの含み益が長く保有していることで予測外の動きにより、一瞬で無くなって含み損を抱えることになってしまうので、スキャルピングは利益を伸ばすことではなく、少しでも利が乗ったら利確するのがベストになってしますのです。

となると求められるのは、再現性が限りなく低くなってしまう感覚とか反射神経の話も出てきます。

勝率とリスクリワードの両方を良くしていくことは、スキャルピングだけに限った話ではなく、デイトレードやスイングトレードでも共通なのですが、スキャルピングだと、短期足を軸にして比較的短期の動きを当てに行かなければいけないので、なかなか難しいと言えます。

スキャルピングで勝てない原因その3:システムエラー

スキャルピングで勝てない原因の3つ目として、システムエラーがあります。

そして、このシステムエラーは自分ではどうしようもない証券会社の都合だったり、自分ではコントロールできないもののことを指しています。

システムエラーにも複数あると思っていて、その中でもスキャルピングで影響を受けやすい3つを紹介します。

・注文が滑って約定しない
・指標時に値段が飛ぶ
・短期足は一瞬で値段が飛ぶことがある

これら3つが大きなシステムエラーです。
(※そもそもスキャルピングを禁止にしている証券会社が多い事は省きます)

まず注文が滑って約定しないということですが、これは単純に注文が入れられないということですね。

エントリーにしても決済にしてもどっちもです。

で、指値や逆指値注文を入れておけば、滑ることは基本的にはないのですが、滑りやすいのは成り行きです。

デイトレードやスイングトレードで最低でも20〜30pips以上を狙っているならいいのですが、スキャルピングの場合、数pipsを狙いに行くトレードもあるので、1〜2pips滑るというのは、かなり問題なのです。

次に2つ目のシステムエラーですが、指標時にスプレッドが大きく広がることです。

これは目にしたことがある人もいるかも知れませんね。

雇用統計やFOMC、政策金利の発表のときなど為替に影響を与える重要指標発表時は、相場が大きく動くと共にスプレッドが大きく広がります。

実際にどのくらい開くのかは使う証券会社によって異なりますが、普段1pipsないドル円のスプレッドが5pips開く、ということもあります。

エントリーした瞬間から5pipsマイナスでスタートするので、スキャルピングをしていると、スプレッドの開きはかなり痛いですね。

そして3つ目のシステムエラーが一瞬で値段が飛ぶことがある、です。

これは特に短期足で起こることで、1時間足以上ではほぼほぼ起こらないことです。

しかし、特に1分足なんかは、通貨によっては値段が一瞬で数pips〜数十pips飛ぶこともあるので、もし値段が飛んだときにエントリーしていたらかなり大変なことになります。

もちろん、自分の思惑の方に値段が飛び窓が開けば大きくプラスになるのでいいですが、逆に行くことを考えるとかなり怖いシステムエラーですね。

これは証券会社の問題、というよりも、市場参加者の注文が集中したことによって起こることなので、なかなか予測ができなく、コントロールの難しいものです。

スキャルピングで99%の人が勝てない3つの原因まとめ

今回はスキャルピングとは何か?という話から、スキャルピングで99%の人が勝てない3つの原因について話をしました。

もしかしたら、スキャルピングは単純にエントリーチャンスが多く、たくさんトレードできるからいいなあ、くらいに思っていたかもしれませんが、FXでスキャルピングで取り組み勝ち続けるためにはここで話したようないろいろな壁を乗り越えなければいけないのです。

こうした乗り越えなければいけない壁は3つ目に話したシステムエラーのように、なかなか自分ではコントロールできない部分もあります。

大事なことは自分でコントロールできる部分の壁を乗り越えるために、どんなことをしていけばいいのか?ここを考えることですね。

そしてコントロールの及ばない部分に関しては、その悪い影響をなるべく受けずにいられるように、環境を整えることです。

コントロールできるところはどこで、できないところはどこなのか?という大枠をしっかり整理して考え、まずは自分にできるところ、コントロールできる部分を取り組んでいきましょう。

次回はもう少し突っ込んで、じゃあスキャルピングで勝つためにはどんな力が必要なのか?というのをスキャルピングの特徴も合わせてまとめていこうと思います。

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