今回はトレード回数がトレードの勝ち負けにどのような影響を及ぼすかを話していきます。
もしあなたがポジポジ病であっても、タジタジ病であっても、いずれにしてもトレード回数が月にどのくらいなのかはしっかり考えるべきことの一つです。
トレード回数が多いか少ないかは、トレードの勝ち負けに直結するくらい重要なことなので、ここでしっかり理解しましょう。
「勝つか負けるかはトレードする前に決まっている」
よくトレードの世界でこんな話がされると思います。
そのトレードが勝つか負けるかはエントリーする前に決まっている。そもそもエントリーした後に、ストップを細かく動かしたり、利確の位置を動かしたところで、勝ち負けにはほとんど影響を及ぼさない。
エントリーした時点でトレードが勝つか負けるかは決まっている、と。
この話は結局エントリーした時に勝ち負けがほとんど決まるということを言っていて、今回話したいのはそれよりももっと手前の話です。
エントリーより手前の手法を選んだ段階で、1週間にどのくらいエントリーするのか、によって勝ちやすいか勝ちにくいかは決まるのです。
つまり、どのトレード手法にするのか、手法を選んだ時点で勝ち負けは決まっているのです。
トレード回数は多いほうがいいのか少ないほうがいいのか?
結論はほとんどの人にとって、少なければ少ないほどいいです。
ただ一部、一日中パソコンに向かってられて、1分ごとにチャートが動くのを見ているのが楽しい、その動きに一定の法則を見つけられて、その流れに逆らわずにエントリーして利益を上げられるのであれば、トレード回数を増やしてもいいのです。
しかし、今までいろんな人を見ていて、これが当てはまる人はかなり少数です。
僕が知っているスキャルピングでかなり稼いでいる人は、正直人間としてどうかな、という人です。
朝起きてから夜寝るまでほとんどの時間パソコンにかじりついていて、エントリーとエグジットを繰り返します。
人と会うことはほとんどなく、そもそも家から出ることもあまりありません。
なので、人と話すことに慣れておらず、どこか人間離れした、とてもじゃないけど長期的に良い関係は築けないな、という印象を持ちました。
しかし、実際にこういうスキャルピングみたいなトレード回数を増やして稼いでいる人がいるのも事実です。
でも実際に家にこもりきりになって、ひたすらパソコンに向かう、パソコンに向かっていないと、トレードできない、つまり稼ぐことができないから、稼ぐためにパソコンから離れられない、というような生活をしたいか、と言ったらイェスとは言えないですよね。
トレードをすることで経済的な自由を手に入れて自分のやりたいことに打ち込む、そのための手段であるはずのトレードが、目的になってしまっては意味がありません。
会社を辞めて自由に日本中を旅してまわりたいと思っていたのに、現実は毎日8時間以上チャートに向かわないと収益をあげられない。
それでもまだ1日8時間チャートに向かって望む収益が手に入るならいい方ですよね。それだけ頑張ってもほとんど稼げない、となったらそれこそ意味がないわけです。
旅に出たのに1日の半分以上は景色ではなくチャートを見ている、となってしまってはむなしいですよね。
こうならないためにも、トレード回数を増やすことはオススメできません。
あなたが本当にやりたいことがトレードなのか、それ以外にあるのかを考えればトレード回数を増やすことがどんなに愚かなことか、わかると思いますよ。
もし勝てるようになっても、長い時間チャートに向かわなければけないのは苦痛だと思います。
トレード回数を増やすのは、稼ぎたいから??
もしかしたらあなたは不幸にも、初めて出会ったFXの手法、教材がスキャルピングのような短期足でどんどんエントリーしていくスタイルのものだったかもしれません。
だから、短期足を使って1日に何回もエントリーすることになんのためらいもなかったかもしれません。
しかしこれは、中学生くらいになった思春期の子供が、友達との会話の中で自分の家での当たり前が友達の家では当たり前ではない、ことに気づくのと同じように、トレード回数が多ければ多いほど勝ちトレーダーになれる可能性が高くなるという考えは、ちょっと周りをみれば、それが間違いであると気づくものです。
人によってここに早く気づく人もいれば、気づくまでに時間がかかる人もいます。
これは人それぞれなのですが、いづれにしても気がつかないことには勝ちトレーダーへ近づくのは難しいです。
ここで少し立ち止まって考えて欲しいのですが、なぜあなたはトレード回数を増やすことになんのためらいもないのか。
もしトレードで望むお金を稼ごうと思ったら、トレード回数は少ないより多い方がいい、と思いますよね??
なぜ「より多くのエントリー=よりお金が稼げる」という考えになるのでしょう。
理由は簡単で今まで生きてきた中で刷り込まれている価値観になります。
お金をもらうことに関して、何もしていない人より、たくさん働いた人がたくさんのお金をもらう資格がある、と考えますよね。
この「たくさん働く」というのがトレードで言う所のエントリー回数として考えてしまうのです。
だから、より働こうと思ったら、よりたくさんエントリーすることだから、1日にたくさんトレードすることはお金を稼ぐ上でとても重要なことのように思えるのです。
エントリーしないと、それは仕事をしていないのと同じことだから、ちゃんとトレードしなきゃいけない。
チャートを見る時間が少ないのも仕事をしていないのと同じことのように思えるからチャートをもっと見なきゃ、と。
しかし、これはトレードの世界では当てはまりません。
この、よりたくさんお金を得るためには、よりたくさんエントリーしなければいけない、という考えから抜けだせない多くの人がスキャピングやデイトレなどの、1日になどもエントリーする手法へと足を踏み入れてしまうのです。
ただ、僕の経験からもそうなのですが、一度そっちの世界を行ってみるというのは、いいことだとも思います。
経験することで、たくさんのことを知ることができます。
「あ、こんなにインジケーターを表示させても、勝てるようになるどころか、混乱して、しかもストレスになる」
「短期足を追いかけているとトレード以外の他のことが全く手につかなくなってしまう」
「チャートをずっと監視していたのに、ちょっと席を外した時に、エントリーポイントを逃したりなんかしたら、すぐにでもそれを取り返すために本来は入るべきじゃないところでエントリーしてしまう」
「チャート見るのが嫌になる」
などなど、いろんなことを知ることができます。
そして、この方法だとなんか自分が目指しているものとちがう、ということに薄々気がついてくると思います。
これがわかれば、それらの手法とはおさらばして、新しく自分にはどういうスタイルのトレードがいいのかを探しに行けます。
僕が思うに1日に何度もトレードするトレード手法を経験したから、今からあそこの世界にまた行こうとは思わなくなった、というのが一番の収穫ですね。
あなたも一度そっちへ行ったことがあるなら、なんとなくでも心当たりがあるのではないでしょうか。
短期足を使うとどうなるか??
さて、僕が1日に何度もトレードする手法が好きではない、という話をしたので、ここではいかにそれらの手法が使えないものなのかを話していきます。
あんまりたくさん話すと悪口みたいになってしまうので今回は2つのポイントだけを話します。
もしかしたら、スキャルピングをしている人は話を聞いていて嫌な気分になるかもしれないので、これから本気でスキャルで稼ぎたいと思っている人は先を読まないことをオススメします。
では、まず最初の使えないポイントはノイズにやられる、ことです。
トレードで大事なことの一つとしてストップロスをどこに置くか、があります。
トレードを始めたばかりの頃は、ストップロスにある程度余裕を持っていれば、損切りが少なくなる、と考えます。
しかし、一方でストップロスを大きくすると、1回の損切りが大きくなるので、3〜4回連勝しても、その後の1回の損切りで全ての利益がなくなって、場合によってはマイナスになることがあるのです。
これは別に珍しいことではなく、ストップを大きくすると普通に起こります。
そして少しFXを勉強すると、ストップを大きくすることがいかに愚かなことかがわかります。
すると、今度はストップを小さくします。
で、ストップを小さくすると、1回の損切りがそこまで大きなものにはならないので、トレードしてても安心です。
勝たなきゃ勝たなきゃと力むことが少なくなります。
1回勝てば、2〜3回負けてもマイナスにならないからです。
しかし、ストップを小さくすると、損切りに引っかかる回数が多くなります。具体的には、短期足にはよくあるちょっとしたノイズにやられます。
ヒゲで狩られる、なんていうのはまさにこのことです。
「あと3pipsストップが離れてれば損切りにならずに、利益確定できたのに」ということがよく起こります。
そして、ストップを徐々に大きくしていくと、そこで大きな損切りになり、今までの利益のほとんどを持って行かれてしまいます。
短期足でトレードを行う場合、この繰り返しになります。
ストップを大きくしてから、徐々にストップを小さくしていく。小さくするとノイズにやられるから、またストップを大きくする。
相場がちょっと反対に動いたりするノイズをどうにかしたい、と思う反面これはどうしようもない、相場は自分ではコントロールできない、とわかっているから、もやもやするんですね。
これは大きな葛藤であり、かなりのストレスになります。精神を疲弊させます。
このノイズはなくすことができず、短期足になると頻繁に起こるので、それに耐えなければいけない。
これが短期足を使うデメリットの1つ目です。
次に2つ目の理由は、リスクリワードの悪さです。
1つ目と重なる部分も少しあります。
これらの葛藤をくぐり抜けたのち、多くのスキャルピングやデイトレの手法はどうなるかというと、大きなストップと小さな利確で落ち着くものがほとんどです。
理由は簡単で、ぱっと見とても魅力的に見えるからです。
ぱっと見、というのがとても大事です。
では、FXの教材の販売ページを頑張って思い出してみましょう。
勝率と何pipsとったか、という話はよく販売ページに出てきますよね。
しかし、一方で損切りになったところって載せませんよね。
載せられないのにはいくつか理由があって、一つは勝っている感じを出したいというのがあります。
一方で、損切りがかなり大きくなるから、それを見せたくない、というのもあります。
ここがポイントで勝率が高く何pips取れているかは販売ページにたくさん載っているから、とても勝てそうな感じがするんですね。
本当に勝率が高いかもしれません、そして実際に書いてあるpipsを取れるかもしれません。
しかし、1回の損切りが1回の利益の4倍だったらどうでしょう?
1回のトレードで50pips取れるし、勝率80%と聞いたら「すげー」ってなりますよね。
ただ1回の損切りは200pipsです、って言われたら、、、、、
この成績でトレードしたら、この通りに行ってトントンです。
プラスマイナスゼロ。
しかし、だいたい販売ページに書いてある数字はちょっと良くしているから、実際には少し数字は落ちますね。それにその通りにトレードして同じパフォーマンスをだすためには、やはり多少の時間がかかります。
仮に勝率70%で1回の利益確定が40pipsだとちょっと小さく見積もりましょう。損切りは変わらず200pips。
この場合、トレードしていくと確実にマイナスになります。それも結構大きなマイナスに。
10回トレードした場合を考えると、プラスが280pipsでマイナスが600pipsです。トータル−320pipsです。
こうやって、実際にはあまり勝てないけど、ぱっと見でとても魅力的な手法が完成するのです。
でもこれらが全く使い物にならないか、と言ったら違うんですよ。
実際に勝っている人はいるでしょう。しかしそのためにどれだけの努力をして、どれだけの犠牲を払ってきたかを、きちんとみるべきです。
普通の人にはなかなかできない努力をしているから、スキャルピングやデイトレで稼げるようになっている、ということを忘れてはいけません。
ただ、トレードで稼ぐためにその道しかないか、と言ったらそうではありません。
その辺はこのサイトをしっかり読み込んでいけばわかると思いますので、何を勉強するかをしっかり決めて、その上で取り組んでいきましょう。
もし1億円あったら5分足でトレードする?
どの時間足を使ってどういうトレードスタイルでトレードするか、を考える上でとっても簡単な質問があります。
「もしあなたが1億円持っていたらその時間足でトレードするか?」です。
1億円あたら5分足で毎日何回もトレードするか?といったらしないのではないでしょうか。
少しずつかもしれないけど、確実に増やせる方法を見つけ、それを取得するために時間を使いますよね。
間違っても、その辺に売ってる教材を3万円くらいで買って、次の日から1億円突っ込んでトレードする、というのは考えにくいのではないでしょうか。
今のトレードスタイルなどをこういう視点でもう一度考え直してみると、見えてくるものがあると思いますよ。
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それを実際に見てもらい、あなた自身がFXで勝てる様になるために必要な事に気付くきっかけになればと考えているからです。
また、最終的にはあなた一人でも僕と同じチャート分析ができるように、そのために必要な知識、考え方をレポートやメールマガジンで詳しくお伝えしていきます。
『毎日がんばってチャートを見ている・・・』
『思うようにトレードで勝てない・・・』
『自分のチャートの見方が正しいのかわからない・・・』
『トレードは真面目にやらないと勝てないよね・・・』
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こんなふうに思っている人には、目からウロコな話ばかりなのでオススメです。
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あと、一つ補足ですが、いつでも解除できますのでご安心ください。
メールではなかなかサイトには書けない僕のプライベートな話もしていますので、そちらもお楽しみに。
※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。