ボリンジャーバンドはとても使い勝手のいいテクニカル分析です。
ボリンジャーバンドだけを表示させてトレードするプロのトレーダーもいるくらい、優秀なテクニカル分析ツールです。
ボリンジャーバンドを表示させても、どうトレードに活かせばいいのかがわからなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
そこで、ここではまずMT4にボリンジャーバンドを表示させるところから、ボリンジャーバンドの基本までをお話ししていきます。
良く聞くのは、「価格が±3σにいる確率は、99.7%」だと思います。
ただ、残念なことにこれだけを知っていても、実際のトレードには何の役に立ちません。
じゃあ、実際にどうやってトレードに活かしたらいいのか、その基礎になるものをこれから話していきます。
MT4でボリンジャーバンドを表示させる方法
まず、MT4にボリンジャーバンドを表示させる方法を簡単に説明します。
MT4のこの部分から表示させること可能です。
出てきた基本設定で期間は20で大丈夫です。
ここは人によっては21を表示させることもありますが、大した変わりはないので、気にせずデフォルトのままの20にしておきましょう。
ここの設定で見るべきポイントは、「偏差」と書かれたところです。
偏差を1にすると、±1σが表示され、偏差を2にすると、±2σ、3にすると、±3σが表示されます。
少し面倒ですが、同じように±2σと3σも表示させましょう。
すると、このように表示されます。
これでMT4でボリンジャーバンドを表示させる方法は終わりです。
次にボリンジャーバンドの3つの基本について話していきます。
ボリンンジャーバンドってそもそも何なの??
ボリンジャーバンドについて勉強すると、必ず目にするのが、±1σの中に収まる確率が66.26%で±2σに収まる確率が95.44%、±3σが99.73%という話だと思います。
これらを説明を聞くと、±2σ、もしくは±3σにあたって、突きぬけたらほとんどの場合、バンドの中に戻ってくるだろう、と思いますよね。
だからその性質を利用して、バンドにあたったら逆張りでエントリーすれば勝てる、と勘違いしてしまいます。
もちろん、ボリンジャーバンドを使ったこの方法でトレードして勝つことはできます。
例えばこんな場面。
結果、このようになりました。
ミドルバンドまでで決済すれば、利益になった場面です。
次もこのようにエントリーしました。
結果このようになりました。
−3σにタッチしたので、ここから戻ってくると思って買いエントリーしたのに、戻ってこないで、そのまま下落して損切り。
ということは、±2、3σにタッチしたからといって逆張りエントリーでは、損切りにたくさんあいます。
こうならないためにも、ここからボリンジャーバンドの基本をおさえましょう。
ボリンジャーバンドの基本その1:スクイーズ
ボリンジャーバンドの基本その1はスクーズ状態にあるバンドです。
スクイーズ状態とは例えばこのような場面です。
ローソク足がかなり小さく、ボリンジャーバンドが平行で、バンドの幅がかなり狭い状態です。
このような場合は基本的にエントリーしません。
なぜなら、スクイーズ状態は、エネルギーを貯めている状態で、大きく動く前兆だからです。
ここでエネルギーを貯めて、ブレイクアウトします。
しかし、事前にどちらにブレイクアウトするのかはわからないので、見切りをつけてエントリーするよりも、見送るのがいいですね。
ただ、ある条件を満たした時は、エントリーしてもいいのですが、それは別途記事で説明します。
ボリンジャーバンドの基本の1つ目は、スクイーズの状態。
バンドが平行で、かつ幅が非常に狭い状態です。
こういう場面はエントリーを控えます。
ボリンジャーバンドの基本その2:平行でバンドに幅がある状態
基本の2つ目は、名前がないのでなんといったらいいのかわからないので、とりあえずこのように表現しておきます。
ボリンジャーバンドが平行で横に推移していて、バンドに適度に幅がある状態です。
先ほど説明したスクイーズと似ているのですが、違いはバンドに幅がある点です。
チャートで表すとこの場面です。
このように、適度に幅があり、平行に推移している状態です。
このような場面は、逆張りトレードの絶好の機会です。
もちろん、必ず反発するわけではないので、2σもしくは3σにタッチしたからエントリーするではダメですが、エントリーのタイミングの取り方をつかめれば、かなり取れる場面です。
ボリンジャーバンドを表示させてトレードする時は、まずはこのような幅のある平行のレンジを探しましょう。
具体的なエントリーのタイミングの取り方など細かい部分に関しては別途記事で解説します。
ボリンジャーバンドの基本その3:エクスパンション
基本の3つ目はエクスパンション場面です。
先ほど紹介した2つは、エネルギーを貯めいている状態と、ダラダラと相場が上下に動く状態でした。
このエクスパンションは、相場が一気にエネルギーを放出し、大きく動き出す場面をいいます。
例えばこのような場面がエクスパンションにあたります。
特徴としては、エクスパンションの直前はスクイーズになることが多いです。
今回もそうですが、スクイーズになり、その後、一気にエネルギーが放出されます。
バンドがかなり大きく外に開いているのがわかるでしょう。
このように大きくバンドが開くのがエクスパンションの特徴です。
また、エクスパンションには大きく分けて2つの種類があります。
1つは、エクスパンションがすぐ終わり、全部戻してしまう場合です。
例えばこのような場面。
一旦エクスパンションが起こりましたが、すぐ全部戻しています。
こういう場面は狙いません。
狙うのは、エクスパンションが起こり、そのままトレンドが発生する場面。
こういうところです。
エクスパンションが起こり、全部戻すのではなく、エクスパンションで動いた方向にトレンドが発生しています。
こういう場面を狙っていきます。
ただ、後から見ればエクスパンション後にトレンドが出たかどうかはわかりますが、リアルタイムでみている時は、エクスパンションしてからそのままトレンドが続くのかどうかはわかりません。
そこで、どういう時はトレンドが続きやすいのか、一方でどういう時はトレンドにならないのかを、細かくみていきます。
その辺りは、また別途記事で書いていきます。
まとめ
ボリンジャーバンドの基本はつかめましたか?
今回の内容で、±2σにタッチしたからエントリーする、という考えだけでは全然ダメだ、ということが分かったと思います。
まずはボリンジャーバンドの特徴を抑え、ここからより深くボリンジャーバンドを応用する方法に入っていきます。
最初にも話した通り、ボリンジャーバンドだけでエントリーを決めて、専業で勝ち続けている人はいます。
そのくらい強力なテクニカル分析ツールなので、しっかり身につけトレードに活かしましょう。
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