ダウ理論

【図解】ダウ理論で必須、波形の書き方のコツと具体的な習得方法

「FXでチャート分析をするにあたって、ダウ理論を使って今の相場がアップトレンドなのかダウントレンドなのか?しっかり判断できるようになりたい。そのために波形をどう書くのかが大事なのはわかったけど、どうやって波形を書けばいいの?波形を書くときのコツはあるの?」

という疑問に答えていきます。

もし、「波形はそんなに重要ですか?」という方はこちらを先に読んで頂くと波形の認識がどれだけトレードの勝ち負けに大きく影響しているかわかります。

これがないから勝てない!ダウ理論の波形認識で大事なこととは?今回は波形認識について話をしていきます。 波形認識と言われても、もしかしたらあまりピンと来ないかもしれませんが、ダウ理論でトレンド...

「ダウ理論でチャート分析するための波形って適当に書いていいの?なにか書き方のルール、決まりごとはあるの?」

まず波形を書こうと思ったら、一番最初につまずくのがここですね。

この記事では波形をどういうサイズ感で書いたらいいのか?という話から実際に波形の書き方を身につける具体的な勉強方法についても話をしていきます。

この記事の内容はこちら
  1. ダウ理論での波形の書き方
  2. ダウ理論での波形を書くときのコツ
  3. 波形を一貫してかけるようになるための効果的な勉強方法は??
  4. 波形の書き方まとめ

チャートをなんとなく眺めているだけでは、いつまで経っても自分の波形の書き方を確立するのは難しいです。

波形を書くときのコツを掴んだら、どんどん練習してダウ理論でチャート分析ができるようになりましょう。

波の捉え方のコツから、どんな練習をすればいいか?効果的な学習方法まで話していきます。

ダウ理論での波形の書き方

ダウ理論でチャート分析をするためにまず必要になる波形の捉え方。

実は波形のとり方には決まったルールはありません。

ダウ理論について書かれた書籍やサイトには、ダウ理論についてその概要は書かれていますが、一歩踏み込んで「波形をどのくらいの大きさで書いたらいいのか?」ということについての言及はほとんどありません。

つまり、波のサイズ感は自分で決めていくしか無いのです。

しかし、どのくらいのサイズ感で見ればいいのか?波形を書くときのコツはあります。

僕自身の経験と、僕がこれまでにダウ理論のチャート分析をたくさんの人に教える中で得た知見と共に話をしていきます。

波形の書き方(ヒゲ先が実体か?)・サイズ感はどのくらい?

最も気になるところから行きましょう。

波形を書くときのサイズ感ですね。

結論は、ローソク足2〜3本を一つの波として見るのがいいです。

チャートで見てみましょう。

例えばこのチャートで波形を書いていくとすると、

このくらいがいいですね。

サイズ感はこのくらいがいいです。

ローソク足2〜3本を一つの波として考えていくと、波のサイズ感としてはちょうどいいところに落ち着きます。

小さく見すぎることなく、大きく見すぎることなく、というちょうど良さです。

いま僕はサラッと波形を書きましたが、波形を書こうとしてまず最初に悩むポイントは、ローソク足のヒゲでみるか、実体で見るか?でしょう。

トレーダー
トレーダー
波形ってヒゲ先が実体か、どっちで見たらいいの?
管理人K
管理人K
最初は何も考えずにヒゲ先で書きましょう。

波形の書き方はローソク足の実体ではなく、ヒゲ先を頂点にして波形を書いてください。

ただ、波形を書いたあとにする、トレンド判断においては、ヒゲなのか?実体なのか?を見ていくことが、現在がアップトレンドなのか?ダウントレンドなのか?を判断するためにとても重要な位置づけになるので、そこでヒゲと実体について理解を深めましょう。

で、実際にチャートを目前にして波を一つ一つ書きこんでいくと、次にこんなことが気になってくると思います。

トレーダー
トレーダー
「波形って結局大きく書いたほうがいいのか?小さく書いたほうが良いの?」

次にこの疑問を紐解いていきます。

波形は大きく書けばいい?小さく書けばいい?

「波形を書いてるんだけど、迷ったときにここを一波としてみるのか、それとも大きくとらえて一波にしたほうがいいのか?」

実際に取り組む中でこんな疑問が出てきますね。

この疑問に対する答えは、大きく捉えろ、です。

一つの波を大きく捉えるのか?小さく捉えるのか?というのはダウ理論をマスターするまでの道程の中で永遠の課題だと思っているのですが(笑)、大きく見たほうがいいです。

波を大きく見るか小さく見るか、これらにはそれぞれメリットとデメリットがありますが、話し出すと長くなってしまうので、結論だけを言いいます。

波を大きく見る場合:
メリット→ノイズの動きで混乱しない、無駄なトレードが減る
デメリット→相場の流れに乗るのが少し遅れる

波を小さく見る場合:
メリット→早い段階から相場の流れに乗ることができる
デメリット→小さなノイズの動きで損切りが連続する

で、これらのメリット・デメリットを総合して、波を大きく取るか、小さく取るかで迷ったら、とりあえず大きく取る。

そしてイメージとしては、
まずは大きく取る→そして少しずつ小さく取るへと移行していき、最終的に自分のちょうどいい一波を見つけることです。

ここまでで波をどのくらいのサイズ感で取ればいいのか?という話をしました。

次に波形を書くときのコツについて話していきます。

ダウ理論で波形を書くときのコツ

次に波形を捉える際のコツを話していきます。

ダウ理論をマスターするために、波形を身に着けようと思っても、途中で挫折してしまう人にはある共通点があります。

それは、細かいところを気にしすぎること、です。

ここを一波でとらえたほうがいいの?それともここは大きく見たほうがいいの?と細かいところに目が言ってしまい、解決できずにずっと考えている、こんな人は途中で波形を書くことが嫌になって、ダウ理論自体を投げ捨ててしまいます。

こうならないためにも以下のコツを抑えましょう。

波形を書くときのコツは?

波形を書くときのコツは、ある程度一貫性をもたせることです。

大事なのは、「ある程度」という部分ですね。

これは僕自身もそうですが、ここは一波にしたほういいか?それとも一波にしないで大きく見たほうがいいか?と迷う場面はあります。

相場の世界では全てを白黒はっきりと結論付けるのが難しい場面があり、波形についても同じことが言えます。

なので、大事なのは全ての場面で完璧に全く同じように波がかけることではなく、ある程度の場面では一貫して波がかける、ここを目指すべきです。

そして先程の話の通り、迷ったら大きく捉える。

別の言い方をすれば、全てに完璧を求めない姿勢が大事だということもできます。

完璧でなければそれ以外は全て駄目だと排除するのは、相場の世界ではとても危険な考え方ですので、もしこうした考えに思い当たる節があるなら、ここで見直しましょう。

「どっちかと判断できないけど、しかたないな」と判断して先に進む必要もあります。

波形をある程度一貫することのメリット

相場の波をある程度一貫してとらえられれば、ダウ理論に基づいてトレンド判断ができるようになるとても大事な土台を手にすることとイコールです。

これはこれでとても重要なことなのですが、波をある程度一貫してとらえれられることには、別のとても大きなメリットがあると思っています。

それは、複雑な相場をシンプルに捉えられること。

相場の世界は何十万人もの参加者がいて、それぞれに自分がお金を稼ぎた、という強い欲望を持って売買をしており、とても複雑な場所であり、動きも細かく見ていけばとても複雑なものです。

そして僕らトレーダーは、こうした複雑な動きをする相場の世界をそのまま複雑に見るのではなく、シンプルに見て自分の得意な場面、狙える美味しい場面を探し、エントリーする必要があります。

この複雑な相場をシンプルにしてくれるのに一役買ってくれるのが「波の書き方」なのです。

波形を練習して、ある程度一貫してかけるようになった人からはこんな声をいただきます。

トレーダー
トレーダー
「相場をよりシンプルに見えるようになり、どこを狙えばいいのか?どういうところではエントリーしないほうがいいのか?これらが少しずつわかるようになって無駄なエントリーが減ると同時に、大きく取れることが増えてきました」
管理人K
管理人K
自分は目の前の相場の中の、どこを狙っているのか?がわかりイメージできるのはとても大事なことですね。

ダウ理論でチャート分析をするしない以前に、トレーダーとしてFXの世界で勝ち残るために必要な力が波形を捉えることで身につきますので、ぜひ練習して波の捉え方は自分のものにしてほしいですね。

さて、では次にある程度一貫して波を捉えるために、どんな勉強をすればいいのか?効果的な学習方法を話していきます。

波形を一貫してかけるようになるための2つの効果的な勉強方法とは??

最初にも話したとおり、波のとり方についてどのくらいのサイズ感でとらえたらいいのか?について明確な答えはなく、どんな練習方法がより効果的なのか?この問いに対しても正解はありません。

ただ、僕がダウ理論を身につける過程、そしてこれまでにたくさんの人達に教える中で僕が見つけた『波を捉えるための2つの効果的な勉強方法』を紹介します。

この2つの方法は2つのステップとして考えてください。

つまり、1つ目ができていない状態で2つ目をやっても、あまりその効果は期待できません。

なので、これから1から波をかけるようにするぞ!という方は1つ目から取り組んでもらい、もし1つ目ができているのであれば2つ目を取り組んでみてください。

練習方法1:たくさんのチャートで波を書く

まず最初にすべきことは、自分の波の書き方のサイズ感を理解することです。

そのためにやるべきことは、最近のチャートでも過去のチャートでもいいので、たくさんのチャートで波を書くことです。

たくさんのチャートに触れることで、自分がどのくらいの大きさで波を捉えているのか?ここを掴みます。

注意点としては、波を書くことだけに集中してほしく、ここでの目的はダウ理論に基づいてアップトレンドなのかダウントレンドなのかを判断することではありません。

そうではなく、目的は自分の認識する波のサイズ感を理解することであり、ここに集中しましょう。

そして、この時点ではあまり深く考えずに悩まないように数をこなすことがポイントです。

「ここは大きく見るかな?小さく見るかな?」と気にするなら先程話したように大きく見ることで一貫してとらえましょう。

「どのくらいの枚数をやればいいですか?」というのは難しい質問ですが、目安としては30〜50枚位は練習として取り組みたいですね。

大事なことなので繰り返しますが、ここでは自分のサイズ感を把握することが目的であり、たくさんのチャートに触れて、波を書くことを意識してください。

練習方法2:同じチャートで時間をあけて波形を書く

次のステップとしては、同じチャートを時間を空けて取り組むことです。

ここでの目的は、自分の波のサイズ感にある程度の一貫性をもたせることです。

1つ目にやった練習で、ある程度自分の波のサイズ感が理解出ているはずですので、ここではそのサイズ感に磨きをかけていきます。

そのために、数をこなすのではなく、逆に枚数はそこまで多くなくていいから、同じチャートを時間を空けて何度も繰り返し取り組むのです。

そして繰り返しやったチャートを見比べると、1回目に書いた波と2回目の書いた波が異なっていることがあるでしょう。

先程のチャートで話をしますが、例えば1回目はこう書いた。

でも2回目はこう波形を書いた。

「あれ?ここ最初にやったときと波のとり方が違うなあ」というのが出てきます。

並べてみるとわかりやすいですね。

主にこういう1回目と2回目で異なっているところをピックアップして、大きく取るか小さく取るか?判断基準となるルールを自分のなかで作ります。

この場面、僕なら陰線が2本出ているからと言う理由で1回目に書いた波形を採用します。

このように一つ一つ異なっているところを見ていき、ある程度一貫して波をかけるようにしていくのです。

ただ、こうやって一貫性の精度を高めていっても、どうしても迷う場面は出てきますので、3〜4回やったけど、ルールにすることができずに迷ってしまうところは、無理にルールにせず、大きく見ることで統一しましょう。

波形のとり方まとめ

この記事のまとめ
  • 波形の書き方に決まった答えはないが、目安としてはローソク足2〜3本で一波としてみるのがいい
  • もし波形を大きく書くか小さく書くかで迷ったら、大きく書き徐々に小さくしていき、自分のちょうどいい波の大きさを見つけるのがオススメ
  • 波形を書くときのコツは、細かく見すぎず、ある程度の一貫性をもたせること。すべての場面で完璧に同じように波が書けるわけではない
  • 波形をある程度一貫して書けるようになるための練習方法は、とにかくたくさんのチャートで練習する(たくさん枚数をこなす)もしくは、同じチャートを時間を空けて波形を書き異なっているところをなくしていく、こうした方法がある

ダウ理論でチャート分析をして今の相場がアップトレンドなのか?ダウントレンドなのか?を判断するためには、波形をある程度一貫してかけるようになること、これが絶対に必須です。

ダウ理論においては波のとり方が一番最初にやるべきことであり、ここで躓く人が本当に多いです。

もう少し正確に言うとつまずくと言うよりも、必要な練習問題を行わないから、わかっただけでいつまでも自分で使えるようになりません。

波形を甘く見て次へ進んでしまう人が、迷子になってダウ理論をいつまでもマスターすることができないのです。

逆に言うと波を自分なりに一貫してかけるようになったら、あとは戻り高値と押し安値を軸に機械的に当てはめるだけでトレンド判断ができます。

波形がかけるようになったら、次のステップとしてトレンド判断に進みましょう。

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合わせて読むとより理解が深まります