ダウ理論

FXで狙いを定めて勝つべくして勝つトレードシナリオの立て方

今回は先日リアルタイム相場分析を送ったユーロドルについて、その後どうなったかについて話をします。

結果的には予想通り相場は下がりました。

しかし、今回はエントリーを見送りました。

もちろん、細かいことを気にせずユーロドルで売りエントリーしていれば結構なpipsが取れたでしょう。

でもエントリーしなかった理由は簡単で、ダウ理論のトレード手法のエントリー条件を満たしていなかったからです。

具体的にはエントリーしなかった理由は2つあります。

今回はなぜエントリーしなかったのかという話をすると同時に相場がどういう動きをしていればエントリーできたのかについても話をしていきます。

つまり、タイトルにある通りFXで勝つべくして勝つ狙いを定めたエントリーをするためにどういうシナリオを立てればいいのかがわかります。

リアルタイム相場分析は不定期でメールで配信しますので、まだ登録してない方はF-pedia通信の登録をしておいてくださいね。

エントリーできそうな場面が近づいた通貨に関しては今後も積極的に配信していきますので、お見逃しなく。

まずはユーロドルの日足の簡単な相場分析

ではまずは簡単に日足の相場分析をしましょう。

下目線で売りエントリーを考えていたことからもわかると思いますが、日足でユーロドルはダウントレンド発生中です。

こちらがユーロドルの日足。

で、波形を描くとこんなふうになりますね。

どこからダウントレンド発生ですか?

戻り高値はどこですか?

ここですね。

日足の分析はさくっとこんな感じです。

日足ダウントレンド発生中です。

なので、下目線で売りを考えます。

さて次は1時間足ですね。

1時間足で波形を描いていないからエントリーできない

最初にエントリーしなかった理由は2つあると話しましたが、一つ目は1時間足で波形を描かずに、一気に落ちてきたからです。

ユーロドルの1時間足を見てみましょうか。

下落の部分を見ればわかると思いますが、波形を描かずに落ちてきていますね。

ダウ理論のトレード手法でエントリーするときは、一気に落ちてくるところではなく、波形を描いて1時間足でダウントレンドを描くのを待ちます。

今回の場面がどうなっていたらエントリーできたのか、理想の波形はこんな感じです。

もしこういうふうに波形をしっかり描いて落ちてくれば、星のところでエントリーしたい場面ですね。

ただ、この場面は一気に落ちてきたので見送りました。

これがエントリーしなかった一つ目の理由です。

で、次に今回エントリーしなかった2つ目の理由を話そうと思うのですが、これがとても大事な話です。

本当は今回のユーロドルの内容はメールで「結果的にイメージしていた動きとは違かったので見送りました」という振り返りを簡単にすればいいかな、と思っていたのですが、このエントリーを見送った2つ目の理由の話をしっかりしたいからという理由で記事にしました。

とても大事なことなんですが、たぶん多くの人はここに気が付かずにチャートを見ていたと思います。

逆に言うとこれから話すことを事前に知っていてその上でチャートを見てユーロドルを見送っていたなら、トレーダーとしてのスキルはかなり高いと言えるでしょう。

すっごく大事な話です。

ヒントは1時間足です。

エントリーしなかった理由は1時間足にあります。

なぜエントリーしなかったのか、ダウ理論のトレード手法のトレードルールを見返してもらえれば気が付くと思います。

ということで、少しご自身で考えてから先を読み進めてくださいね。

エントリーを見送った2つ目の理由は1時間足のトレンド

さて、ではあんまり引っ張ってもあれなので答え合わせといきましょうか。

エントリーしなかった2つ目の理由は1時間足のトレンドが原因です。

結論を先にいうと、ある条件を満たさないと1時間足でダウントレンドはなかなか発生しないからです。

素直にダウントレンドが発生してくれれば売りエントリーできるのですが、この場面はある理由からダウントレンドがかなり先にならないと発生しないのです。

どういう条件を満たせば、すんなりエントリーできるのかも順を追って話していきますね。

1時間足を少し手前から波形を見てトレンド判断をしてみましょう。

まず1時間足のチャートはこちらです。

波形を描くとこんな感じになります。

ちょっとこの画像では、押し安値や戻り高値、トレンドに関係ないノイズのところの波は大雑把に見ています。

ではトレンドがどう変わっていくのか見ていきましょうか。

星でダウントレンド発生で青丸が戻り高値ですね。

その後ダウントレンドを継続することなく、すぐにダウントレンドは崩壊しました。

ここでダウントレンド崩壊で赤丸が押し安値になります。

次にここでアップトレンド発生して、押し安値が移動します。

ここから更に上昇しアップトレンド継続で押し安値が移動します。

ただその後すぐに押し安値を破られてアップトレンド崩壊です。

青丸が戻り高値ですね。

その後ここで微妙に安値を更新して足が確定しているので、ダウントレンド発生です。

そしてその後安値をまた微妙に更新したので、戻り高値が移動します。

ここでダウントレンド発生中です。

で、ここから相場が一気に上昇したので、ダウントレンドが崩壊します。

この時点で、高値をもう一度更新すればアップトレンド発生します。

そして、同時にダウントレンドを発生させるためには、赤丸の押し安値を下に破る必要があるのです。

つまりこの状況から押し安値が上に移動しないと、ここを下に破るまではエントリーできないということです。

ここを下に破らないと戻り高値は出現しないので、ダウントレンドは発生しません。

つまり、さっきこうなったらエントリーしたい、と話したチャートありますよね。

波形を描いたらエントリーしたい、と話したところです。

このチャート。

実際のところ、チャートがこういう状態になっても、本来のトレードルールの条件は満たしていないのです。

だって、赤い丸の押し安値を下に抜けないとダウントレンドが発生する兆しもないんですから。

さっきの理想の動きで示した波形を仮に描いていたとしても、あれはノイズでしかないのです。

だからさっき話した通り、今回の場面はエントリー条件である1時間足がダウントレンド発生になるのはかなり先なのです。

しかし、この話には続きがあります。

僕は相場がこのあたりにいる時にリアルタイム相場分析を送ったのですが。

僕はエントリーを考えていた時、ここからすぐに落ちてくるシナリオではなく、一旦上昇してから下落するシナリオを立てていたのです。

リアルタイム相場分析で送ったメール一部を引用しますね。

「日足の戻り高値を1.0688で見ています。ここを上に破られたらダウントレンド終了ですが、このあたりまで相場が上昇して踏ん張って反発して、下落していく動きを見せれば売りでエントリーします。」

はい。

僕がイメージしていたシナリオは、ここからすぐ下がるのではなく、一旦上昇してからそこから下がるシナリオだったのです。

つまり、こういう動きをイメージしていました。

ではこうなったら相場のトレンドがどう推移するのかを見てみましょう。

まずここでアップトレンドが発生します。

赤い丸が押し安値ですね。

この時点でさっきまでかなり下の方にあった押し安値が上に移動しているのがわかると思います。

こうなると、アップトレンドが崩れるのも早くなり、つまりダウントレンドの発生で待ち構えてエントリーできる可能性が高くなるのです。

ここから下落してアップトレンドが崩壊します。

戻り高値が青丸です。

そして次の安値の更新で1時間足でダウントレンドが発生するので、ここでエントリーです。

これが僕が当初リアルタイム相場分析を配信した時にイメージしていたエントリーの形です。

結果的にこうならなかったので、エントリーは見送りました。

ということで、エントリーしなかった2つ目の理由はダウントレンドの発生が根拠として怪しかったからです。

日足ももちろんですが、1時間足のトレンドの動きをしっかり追いかけられるかどうかはダウ理論のトレード手法を使いこなすうえでとても重要なことなので、今回の内容はしっかり復習してマスターしてくださいね。

FX初心者トレーダーはエントリーすればいいのか?見送ればいいのか?

トレードを始めたばかりでも、それなりにトレード歴がある人でも、結局自分がFXのスキルを高めていこうと思ったら、エントリー回数は多いほうがいいのか少ないほうがいいのか??

この答えはどっちでもありません。

僕はトレード回数が多くても、見送る回数の方が圧倒的に多くてもそんなのは大した問題ではありません。

だって、これは一概に言えることではないから。

トレードスタイルが異なれば、保有時間が異なれば、見ている時間足が異なれば変わってくることです。

じゃあトレード手法を手にしてリアルタイムの相場を見る時にどんなことを意識しなければいけないのか。

どういうことを意識すればFXのスキルを高めることができるのか。

それは、なぜエントリーしたのか、なぜ見送ったのかの根拠をトレード手法をベースにして一貫性を持ってしっかり説明できるかどうか、これにかかっています。

エントリーしたか見送ったか、という結論はそこまで重要ではなく、そこに至るまでの過程でどんなことを考えたか、というのが大事なのです。

ここがしっかりできるようになれば、今回話したようなトレードのシナリオを作ることができ、常に自信をもってエントリーすることができるようになります。

もし見送りになる場面でも、「どうしたらいいのかな?見送ったほうがいいのかな?」などと迷うことなく「ここはこういう理由で見送りにする!」と自信を持って判断することができるようになります。

今回僕は狙っていたけどエントリーしなかった理由を話しました。

あなたはなんでそこを狙ったのか、そしてなぜエントリーしたのか、もしくはなぜエントリーしなかったのか、を自分のトレード手法に基づいて一貫性を持って説明することができますか?

これはトレードを始めたばかりのFX初心者の人には結構難しいことですが、ぜひ意識して説明できるようになってください。

最初はマネゴトでいいんです。

だれかこの人の説明いいな、っていう人のを真似して、徐々に自分のトレード手法に基づいて説明できるようになってきます。

ぜひがんばっていきましょう。

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※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。

合わせて読むとより理解が深まります