トレードにおいてトレンドに乗ることの重要性が分かったとしても、トレンドを確認するためにどの時間足を見ればいいのか。
また、トレンドが発生したからといって、突っ込んでエントリーしてはいけません。
ここでは時間足を大きく3つに分けて、マルチタイムフレームの基本である、それぞれの時間足の役割をみていきます。
え?チャートで見てる時間足は1つだけだよ?というあなたは注意が必要です。
マルチタイムフレーム分析を取り入れることによって、あなたのトレード手法がいかにもろいものなのか、いかに頼りないものかが浮き彫りになるかもしれません。
これから話すマルチタイムフレーム分析が取り入れられていないトレード手法は、本当にもろく、いつまでたっても勝てるようになりませんよ。
FXの勝ちトレーダーはみんなマルチタイムフレーム分析のプロ
マルチタイムフレーム分析とは一言でいうと、複数の時間足を融合して、勝率の高いトレードをするための分析方法です。
僕が今まで出会ってきたFXの勝ちトレーダー達は、ぜったいにマルチタイムフレームをトレードに取り入れています。
毎日朝起きたら朝ごはんを食べるように、当たり前のこととしてマルチタイムフレームで相場を見ます。
というか、FXにおいて1つの時間足しか見ないというのは、自殺行為だと言えます。
では、なぜFXで勝っているトレーダー達はみんな例外なく、マルチタイムフレームで相場を見ているのか。
いくつも時間足を見るというのは、本当に大変で、慣れるまでに結構な時間がかかります。
しっかり時間をかけて、なぜマルチタイムフレームのスキルを身につけたのか。
理由は、再現性の高い勝ちやすいポイントでエントリーし続けるためです。
FXで勝ち続けようと思ったら、結局のところ毎日チャートを見て、自分が勝てると確信のあるポイントでエントリーするだけなのです。
じゃあ、どうすれば勝ちやすい自信のあるところでエントリーし続けられるのかというと、マルチタイムフレームのスキルがあるからなんです。
日足だけをみて、勝ちやすい形を見つけることはできます。
しかし、短期足でエントリーしようと思ったら、日足の状況を確認して、エントリータイミングを取る時間足でどうなっていたらいいのか、ここまでみないと再現性の高い勝ちやすいポイントを見つけることはできません。
マルチタイムフレーム分析を使ってトレードするときのゴールはこんな感じです。
「日足でこうなって、1時間足でこうなって、5分足でこうなったらエントリーだ!この3つの条件がそろってるところでエントリーすれば、過去検証した結果、かなり勝率が高いポイントだとわかっている」
こんな状態でトレードできるのが理想です。
つまり、異なる時間足全てで条件がそろったとき、勝てる確信が持てたときだけエントリーするから勝てるのです。
トレーダーは待つのが仕事だと言われますが、一体なにを待っているのか??
勝ちやすいチャートの形になるまで、ひたすら待つのです。
そして、自分が確信を持って、「このポイントは勝ちやすい」と思えるポイントでエントリーする。
FXで勝とう、勝ち続けようと思ったらぜったいに外せないスキルがマルチタイムフレームです。
マルチタイムフレーム分析できてますか??
例えばこんな5分足チャートがあったとします。
あなたはどう思いますか??
エントリーできそうなところ、ありますか?
ちょっと考えてみてください。
たぶん、こんな風に考えたんじゃないでしょうか?
この3つのポイントは、ちょうどアップトレンドの押し目に当たるところ。
移動平均線との絡みもあるので、エントリーできそうですね。
さてあなたはこのチャートをどう見ましたか?
チャートの見方は人それぞれ異なるものだ、とはよく言われます。
この5分足チャートももしかしたら、あなたは僕と違うところでエントリーを考えたかもしれません。
エントリーしたいと思うところが僕と違くてもいいんですが、これだけは外しちゃいけないチャートの見方があります。
それは、常にマルチタイムフレームで相場を観察すること。
今回の場面、もし先ほど僕がいったように考えたなら、まだまだテクニカル分析の勉強が必要かもしれません。
だって、5分足だけで相場を判断しようとしましたよね。
5分足だけをみて何の違和感も感じずにエントリー場面を探すのはマルチタイムフレームで相場を観察しているとは言えませんよね。
このチャートを4時間足で見ると、こうなっています。
この2本の陽線のところ、ここがさっきみた5分足でのアップトレンド場面です。
4時間足をみたところ、大きなダウントレンドの途中だということが、誰の目にも明らかですね。
ダウントレンドであれば基本的には売りエントリーを考えます。
マルチタイムフレームでチャートを見ることで、こういうミスをなくします。
ミスといっても、この5分足は買いでエントリーしても勝てますね。
ただ、勝ち続けるために重要なのは、トレンドの方向でエントリーすることです。
1回の勝ちよりも、その先に続く何百もの勝ちに繋がるトレードを考えなければいけません。
FXのマルチタイムフレーム分析ではまず役割を明確にして絞れ
これからマルチタイムフレームを勉強してFXで勝とうと思っているなら、押さえておいて欲しいことがあります。
いきなり全ての時間足を使わないこと、です。
例えば、、、
「月足がこうなって、週足がこうで、日足はこんな感じ、4時間足はこうなって、1時間足がこうで、30分足がこんな風になって、15分足でこうなり、5分足はこう、1分足がこんなときにエントリー」
MT4で表示することができる全ての時間足を取り入れましたが、ここまでしなくていいです。
FXで勝っているトレーダーはみんな、軸としてみる時間足があります。
僕の周りにいる勝っているトレーダーたちはメインでみる時間足は最低3〜4つくらいが多いです。
ただ、これは最低であり、優秀なチャート分析ができるトレーダーほど、多くの時間足を組み合わせたマルチタイムフレームのチャート分析ができます。
そして、その方が自然とトレードの精度は高くなります。
よりたくさんの時間足を見てチャート分析できる人の方が、トレードチャンスをより多く見つけられるし、何と言っても勝率がかなり高いです。
いきなりこのレベルを目指す必要はありませんが、最終的にFXで食っていくレベルまで目指すなら、一つでも多くの時間足を使ったマルチタイムフレーム分析ができて、混乱することなく最大限にトレードに活かせるようになりましょう。
で、これからマルチタイムフレームを勉強しようと思ったら、まず大事なことは、使う時間足に明確な役割を持たせることです。
なぜその時間足を見るのか。
この問いに答えられる状態をまずは目指しましょう。
そのために、マルチタイムフレーム分析をするにあたって、時間足を3つに分けて見ていこうと思います。
マルチタイムフレーム・複数時間足を3つに分類する
ここでは、マルチタイムフレームについて時間足を3つに分けて話していきます。
応用することで、他の通貨ペアと比較したりすることもできますが、ここではそこまでは触れません。
時間足は普通、月足から始まり一番短い足は1分足ですね。
MT4を使っていれば、月足・週足・日足・4時間足・1時間足・30分足、15分足・5分足・1分足があります。
これらを大きく3つに分けます。
トレンド判断の長期足→(月足)・週足・日足・4時間足
ポイントを絞る中期足→4時間足・1時間足・30分足
タイミングを取る短期足→15分足・5分足・(1分足)
カッコにしたのは、普段あまり使わない時間足だからです。
また4時間足は相場の状況によって、トレンド判断にもポイントを絞るのにも使えるので、両方にいれました。
では、1つ1つ見ていきましょう。
トレンド判断をする長期足
常にトレンドが発生しているのかしていないのかを見る時は、週足・日足などの長期足です。
長期足で発生するトレンドは、中期足や短期足のトレンドに比べて、継続性がとても高いです。
1時間足や5分足でもトレンドはよく発生しますが、長期足と比べると、やはりトレンドの継続性は弱い。
トレンドの判断はその先のポイント絞り、タイミング取りの土台になる部分です。
この判断を誤ると、どんなにいいタイミングでエントリーしても、勝ちトレードにするのは難しくなります。
トレードにおいて最も重要なトレンド判断を行うのが長期足の役割です。
ポイントを絞るための中期足
長期足でのトレンド判断で、トレンドを確認し、買いエントリーか売りエントリーかが決まります。
次にすべきことは時間足を短くし、エントリーするポイントを絞り込みです。
エントリーする場面は、長期足のトレンドの押し目や戻しです。
押し目や戻しから相場がトレンド方向へと動きだす場面を事前に予測し、そのポイントに相場が来るまで待機します。
この動きだすポイントの目星をつけるのが中期足の役割です。
より具体的にはこちらの記事で勝率の高いエントリーポイントの絞り込みの話をしました。
エントリータイミングを取るための短期足
ここまででトレンドの方向を確認し、どこでエントリーするのか、狙う場面も絞り込みました。
ここまできたら、最後は5分足や15分足でエントリーのタイミングをとります。
タイミングの取り方はかなりたくさんの方法があります。
ラインだけを使うシンプルな方法や、インジケーターを複数使う方法、事前に指値や逆指値注文を入れておく方法など様々です。
エントリーのタイミングの取り方でも特にシンプルなものをここで紹介しました。
短期足の役割はトレンドを判断することでもなく、ポイントを絞り込むことでもなく、タイミングを取ることです。
FX初心者がマルチタイムフレーム分析をすると、トレード手法に無駄がなくなる
FX初心者が何か一つのトレード手法を学び、トレードを始めたとして、少し時間が経つとトレード手法にかなりの無駄が出てきます。
一つのトレード手法を正しい方法で取り入れられれば問題ないのですが、いろんな情報に触れる中で、トレード手法が進化していき、同時に無駄が増えます。
で、この無駄をなくしてスッキリしてくれる効果がマルチタイムフレーム分析にあります。
マルチタイムフレーム分析をするときは、それぞれの時間足を見るときに必ずこう考えるようになります。
「この時間足はどんな役割をしているのか?どうなったらトレードするのにいい状態なのか?」と。
つまり、なんとなくチャートを見ることがなくなるのです。
逆に、これらの問いをしたときに、明確に答えられないということは、その時間足を見る必要がない、ということになります。
だから、マルチタイムフレーム分析でチャートを見て、常に先ほどの質問をするようにしましょう。
もしかしたら、明確な理由がない時間足を見なくなる、というのは心配かもしれませんね。
トレード手法によっては、日足をほとんど気にしなくてもいい、という結論になることもあるのです。
でも、日足ってみんなが見てそうだし、かなり重要な時間足だと思いますよね。
もし明確な理由がなければ、見なくする前に、「明確な理由はなんだろう?」というのを考えてみるのもいいですよ。
最初は明確な答えが出てこなかったけど、考えているうちに、明確な理由がでてくる、というのもありますから。
結局のところ、FXでトレードして勝つためには、マルチタイムフレーム分析がかなり大事で、とっても役に立つよ、ということです。
マルチタイムフレーム分析のまとめ
これら3つに分けた時間足をきちんと整理してチャートを見るところからテクニカル分析の第一歩が始まります。
最初はそれぞれのチャートのつながりが見えなかったり、全てのチャートが頭の中でごちゃごちゃになることがあるでしょう。
しかし、これは毎日続けてチャートを見ることで慣れてきます。
そして、慣れたら何も考えなくても自然とそれぞれのチャートが繋がって頭の中で整理されます。
ここまで出来て、実践開始になるので、もしこれまでは1つか2つの時間足しか見れていない、という場合は3つの時間足をそれぞれの役割をつかんだうえでつながりを意識してチャートを見るようにしましょう。
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※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。