今回はチャートにどうやってラインを引けばいいかについて具体的な話をしていきます。
トレードにおいてラインがとても重要だ、というのはあなたも薄々気づいていると思います。
もしかしたら、こう確信しているかもしれません。
でも、実際にどんな風に重要なのか、どういうところに引けばいいのか、これが難しいところです。
なんとなくここでいいのかな?という感じでラインを引いていては、いつまでたっても上達することはありません。
そこで、今回はなぜそこにラインを引かなければいけないのか、明確な理由とともに、ラインの引き方を解説していきます。
どうしてそこにラインを引くのか、という引く理由をしっかり理解できれば、自分でリアルタイムのチャートを見ても、重要で強力なラインが引けるようになります。
ぜひここを目指していきましょう。
ラインってどういうところに引くの?
そもそもラインとはどいうものなのか、ラインに対する基本的な考え方が身についていないことには、先を読み進めても理解が不十分になります。
そこで、ラインってなによ?という基本的な疑問がある場合は先にこちらの記事を読むことをオススメします。
では、ラインはどういうところに引くのか、ですね。
よく聞くところでは、「相場が止まりそうなところ、意識されているところ」というのがあると思います。
これは全く間違いではないですし、ラインの考え方として僕も賛成です。
ただ、「ラインは相場が止まりそうなところにけばいいんだよ」と言われて、「よし、わかったぞ!止まりそうなところに引けばいいんだな!」と解決する人はほとんどいないでしょう。
この、止まりそうなところ、意識されるところって具体的にもう少し分かりやすく言うとどこのことなの?というのがとても重要です。
では、僕が考える、重要な2つのラインの引き方を具体的に見ていきましょう。
チャートにラインを引くポイント1:週足の節目
これから話すラインの引き方は僕が日足と週足をメインにトレードしていることから、主に日足と週足をメインにして話を進めていきます。
なので、15分足とか5分足などの短期足には基本的には使いません。
もちろん使えないことはありませんが、僕はこうした短期足はノイズが多いことから基本的には見ていません。
一つ目のラインを引くポイントは週足の節目です。
この週足の節目が、よく言われるところの「止まりやすいポイント」です。
で、ラインを引く理由はとってもシンプルなんですよね。
なぜラインを引くか。
過去のチャートから引いた止まりやすいポイントを確認するため、です。
僕はトレードするのにメインで見ているのは日足です。
日足を表示させていると、週足の半年以上前の重要な節目は、チャート上に現れないんですよね。
ちょっとチャートを使って説明しましょうか。
これが日足です。
で、この日足のチャートで実はラインが1本引けます。
ここです。
日足でラインを引いていますが、なぜ引いたか、その根拠は日足ではありません。
一つ上の時間足である週足が根拠になってラインを引いています。
週足を見てみましょう。
こうなっています。
このラインを引いた所は安値として2回止められているので、重要な節目になりそうですよね。
こういうところは、誰がどう見ても止まりやすいのがはっきりしている。
もしくはここを抜けると一気に勢いが加速する。
ただ、ここは結構前のラインなので、日足の現在の値段をみてもわからないんですよね。
だから、週足で止まりそうなところにラインを引きますが、これは、日足で見ると週足のラインが表示されないから、節目を知るために引いています。
たったこれだけの理由です。
ここで勘違いしないでほしいことがあります。
引くライン全てで「止まる!」わけではないということです。
僕もラインを引き始めた頃、こう思っていました。
ラインをいくつか引き、勝手に自分で引いたラインに対して「ここで止まるはずだ!」と意気込む。
でも実際にはそのラインで止まることはほとんどない。
止まることもあるし、止まらないこともあり、結局どっちなのかは後にならないとわからない。
これは、あなたのラインの引く場所が悪いからそこで止まらないのではなく、そもそも事前にこの辺で止まりそうだな、と予測できるところは滅多にないのです。
いいですか、ここは重要なことなのでもう一度言いますが、「この辺で止まりそうだな、というのがわかるラインは滅多に発生しない」のです。
週足の高値や安値がそれにあたり、こういうところに相場が来るのは年に何回かしかありません。
そして、これは使う時間足が短くなるにつれて止まる確率は低くなります。
週足で引けたラインは結構な確率で止まるかもしれませんが、1時間足で引いた節目は、止まらないことも普通にあるし、止まることもたまにはある、という感じになります。
あなたが引いたラインすべてで相場が止まる、なんて勘違いはいますぐやめましょう。
では、ここで引いた週足のラインはどう使えばいいのか。
僕はトレードするときに、近くに週足のラインがある場合エントリーを見送ります。
そのラインを超えるまで待ちます。
僕は基本的にトレンドが継続して、高値や安値を更新することを前提にエントリーします。
もし近くに週足のラインがあるということはもしかしたらそこが意識されて止まるかもしれません。
なので、こういうときはラインを越えたのを確認して、それからエントリーするのです。
週足で引くラインは「もしかしたらそこで止まるかもしれない」ということがわかりました。
では一方で週足以外で引くラインに意味がないのか、と言ったらそんなことはありません。
もう一つ、ラインを引くポイントがあります。
チャートを見ていて引くラインはこれから話すラインの方がよく使います。
チャートにラインを引くポイント2:相場の方向が変わるところ
もう一つのラインを引くポイントは相場の方向が変わるところに引くラインの引き方です。
このラインの引き方で重要なのは、引いたラインで相場が止まるという意味ではない、ということです。
もしかしたら、あなたは引くラインはすべてそこで価格が止まる、節目になる、という考えを持っているかもしれませんが、それはさっき話した1つ目のラインの引き方で、止まるかもしれないポイントは本当に少ないです。
一方2つ目の引き方は、相場の方向がいまどこを向いているのかを見極めるためのものであり、止まるか止まらないかは全く考えません。
これから話すラインは方向性が変わるという意味での節目であり、止まる場所ではありません。
では、相場が向いている方向はどうやってつかむことができるのか。
ここで登場するのがダウ理論です。
こっちの記事でも、ラインはダウ理論との組み合わせで最強になる、という話をしました。
そこでここからはダウ理論を絡めたラインの引き方を話していきます。
その前に、まずはダウ理論に対する理解がないことには先を読み進めても全く意味がありません。
そこで、まずはダウ理論を完璧にしましょう。
ダウ理論に関してはこちらの記事にまとめてあります。
ダウ理論は、まず理論をしっかり理解することと、それを実際のチャートで実践できるようになる必要があります。
ダウ理論に関しては、理解して実際に使いこなせるようになるまでに早い人でも数週間、中には2〜3ヶ月かかる人もいます。
なので、甘く見ずにしっかり身につける努力をしてください。
ダウ理論の考え方が身につかない限り、ラインの引き方を勉強しても、それは全くもって意味のないものになってしまいます。
では、ここからは実際にダウ理論とラインを組み合わせた方法を紹介していきます。
ラインの引き方はとっても簡単で、トレンドの発生を確認したら、トレンドが終了するラインを移動させていくだけです。
実際のチャートを見ながらラインの引き方を身につけましょう。
まずは、このチャートを少しずつ動かしてみていきます。
まだトレンドが発生していません。
ここから少し時間が経ってトレンドが発生しました。
どうしてここでトレンドが発生したのか、わかりますか?
ここでトレンドの発生を確認したら、ここにラインを引きます。
アップトレンドのちょうど押し目にあたるところですね。
後はラインを移動させていきます。
今回はアップトレンドなので高値を更新するたびに、押し目の位置にラインを移動させていきます。
ここで高値を更新しました。
そしたら、この時点でラインを更新した高値の押し目を移動します。
後は、同じように高値を更新する都度押し目のラインを移動していきます。
このラインが何を意味しているか?
大丈夫ですよね。
このラインを下に割った時点でアップトレンド終了となります。
この相場の方向が上なのか下なのか、トレンドが継続しているのか終わったのかを判断するためにこのラインを使います。
基本的に移動したラインは使わないので、消してしまっていいです。
そして、重要なことなので繰り返しますが、このラインはここで止まることが前提ではありません。
あくまでもトレンドが終了する場所を示しているだけであり、ここで相場が止まる根拠は何もありません。
なので、必要であれば、止まることを前提に引く週足レベルのラインと分ける意味で色を変えたり、点線にするなど工夫をしてもいいかもしれません。
まとめ
今回は2つのラインの引き方を話しました。
1つ目が週足などで意識される、いわゆる止まりそうなところ。
もう一つがダウ理論でトレンドが終了するところ。
多くの人は引いたラインで止まるはずだ、と強く思っています。
しかし、それは今回紹介したラインの引き方の一つ目、週足で引ける節目になるラインに関して言えることであり、ラインを引くときは、ほとんどの場合がダウ理論とセットになります。
そして、ダウ理論とセットで引くラインは、そこで止まるのではなく、そこを突破されたら相場の方向が変わるところなのです。
厳密に見ていくともう少しラインの引き方はありますが、それらは応用であり、ラインを引く目的も少し変わってきます。
まずは今回紹介した方法でラインを引き、相場が今どういう状況であり、勢いがあるのか、勢いがあるならどっちを向いているのか。
この辺をチャートとラインとダウ理論を使ってすぐに見極められるようになりましょう。
これらができるようになってからでもラインの応用を勉強するのは遅くありません。
ダウ理論とラインをまずはマスターしましょう。
これらをマスターするために必要なのは、毎日の練習です。
少しずつでも毎日チャートにラインを書き込む習慣をつくり、しっかりと根拠のある強力なラインを引けるようになりましょう。
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