ここでは、エリオット波動を使ってトレンド転換をとるエントリー手法を4つのステップに分けて解説していきます。
エリオット波動を使いますが、それ以外にもいくつかのテクニカル分析ツールを使ってエントリーをします。
というのもエリオット波動はそれ単体でトレードに活かすのは結構難しく、エリオット波動の考え方を使って、他のツールと組み合わせるのが最も効果的だからです。
そこで今回はエリオット波動と、2つのテクニカル分析ツールを使ってトレンド転換で勝率の高いエントリー方法を4つのステップに分けて紹介していきます。
最初にざっくり全体像を把握する
最初に4つのステップの全体像をつかんでもらいます。
まず、はじめにエリオット波動以外に使う2つのテクニカル分析ツールについて。
1つはRSIでもう一つはボリンジャーバンドです。
RSIはダイバージェンスを確認するために使い、ボリンジャーバンドはトレンドの転換をより正確につかむために使います。
4つのステップは以下になります。
ステップ1:エリオット波動の1〜5波でトレンドを確認する
ステップ2:5波付近でダイバージェンスを確認する
ステップ3:ボリンジャーバンドの転換ロジックを待つ
ステップ4:C波でエントリー
これら4つのステップをこれからチャートを使いながら細かく見ていきます。
ステップ1:エリオット波動の1〜5波でトレンドを確認する
まず最初にすべきことは、トレンドの確認です。
エリオット波動の考え方は、トレンド方向に5つの波(1~5)が発生し、その後調整の3つの波(a~c)が発生するというものです。
図で表すとこのようになります。
今回エントリーを狙うトレンド転換場面は、トレンド方向への5の波が終わった後の、調整波であるa~cです。
ちなみに、エントリーするのはその中のcです。
cでエントリーするためには、まずメインのトレンドである1〜5の波をみつけなければいけません。
そのためにトレンドが発生しているかどうかを確認する必要があります。
簡単にトレンドの発生を確認するために使うのが、ボリンジャーバンドのミドルラインです。
上昇を例にすると、ローソク足がボリンジャーバンドのミドルラインより上で推移していれば、アップトレンドと判断することができます。
逆に下落の場合はミドルラインより下で推移していれば、ダウントレンドだと判断できます。
これを利用してまずは1〜5の波を見つけます。
今回はこの場面を使って解説していきます。
ユーロドルの1時間足チャートです。
この場面、すでに1〜5の波でアップトレンドが形成されています。
今回はこの1〜5でエントリーするトレード手法ではありませんので、ここは気にしなくていいです。
まずここで1〜5の波がどれに当たるのかを考えてみてください。
私はこんな風に分けました。
まずはこのようにメインのトレンド方向へトレンドが発生したことを確認します。
ここからは、トレンドが継続する可能性もありますし、トレンドが転換する可能性もあります。
では、トレンドが転換しそうだ、というのを何を元に判断していくのか。
次にステップ2です。
ステップ2:5波付近でダイバージェンスを確認する
エリオット波動の考え方に基づくと、5波が終わった後に相場が節目を迎えると考えられます。
5波が一つの区切りなんですね。
で、ここで転換が起こりそうかどうかを判断するために使うのがRSIです。
具体的には5波付近でRSIでダイバージェンスが起こってないか確認します。
ピンポイントで5波でダイバージェンスが発生するわけではないので、5波付近で大丈夫です。
この辺りでダイバージェンスが発生すると、そこからトレンドが転換する可能性がぐっと上がります。
今回の場面は、ダイバージェンスが起こっています。
値段は切り上がっているのに対して、RSIは切り下がっています。
このようにダイバージェンスが発生すると、トレンド転換の可能性は一気に上がります。
ただ、このRSIのダイバージェンスは必ず発生しないといけないわけではありません。
ダイバージェンスが起こればトレンド転換の可能性は高くなりますが、ダイバージェンスが起こらないでトレンドが転換するケースもあります。
よって、ステップ2のRSIのダイバージェンスが起こるとエントリーの強力な根拠が一つ増える、と考えてください。
RSIのダイバージェンスについてはこちらで詳しく解説しましましたので、参考までに。
ステップ3:ボリンジャーバンドの転換ロジックを待つ
次にステップ3です。
このステップ3がトレンド転換を見極める上でとても重要な役割を果たします。
ステップ2でダイバージェンスを確認したら、相場はその後高値を更新することができずに下落していきます。
ここで、トレンドが転換するか、もしくはレンジになるかを判断するために、ボリンジャーバンドを使います。
ここで確認することが2つあります。
一つは、ボリンジャーバンドの−2σにタッチすること、もう一つは直前の押し目の安値を下に更新していること。
この2つです。
この2つを確認したら、後はエントリーに備えます。
チャートで見た方がわかりやすいと思うので、載せますね。
赤丸をつけたところが直近の安値で、ここを更新しているのがわかると思います。
その少し前にボリンジャーバンドの−2σにもタッチしています。
これでステップ3の条件をクリアしました。
ちなみに、今紹介したトレンド転換でのボリンジャーバンドの使い方は、ボリンジャーバンドのトレンド転換ロジックとしてこちらで紹介しています。
ステップ4:C波でエントリー
ここまでで、トレンド転換に必要な条件はそろいました。
次に調整波であるa~cの波の見方について話していきます。
まず、aをこのように見ました。
ここからbの形成を待って、bの波からcの波に切り替わったところでエントリーします。
この後このように動きました。
エントリーするポイントはちょうど+2σにタッチして折り返すところがいいでしょう。
+2σにタッチしたら、その前のローソク足の安値の下に逆指値をセットしておいて、エントリー。
前のローソク足の高値や安値は意識されやすいところなので、そこを突破すると相場に勢いがつきます。
こういうのを味方につけて逆指値エントリーしましょう。
エントリーはこの矢印をしたローソク足ですね。
直近の陰線を下に割ったとろでエントリー。
もちろん、逆指値ではなく他の方法でもエントリーは可能です。
もっと細かくエントリータイミングを取りたいのであれば、こちらを参考にエントリータイミングを取ってみてください。
まとめ
ここではエリオット波動を元にトレンド判断をし、RSI、ボリンジャーバンドも一緒に使ってトレンド転換をとる方法を紹介しました。
トレンドの発生をつかみ方、トレンドが弱くなったことをつかむ方法、この辺りが理解できれば、複数のテクニカル分析ツールを組み合わせることでトレンド転換をとることができるようになります。
なので、もしトレンドの認識がまだまだ心配だという場合は、そこから意識して取り組んでみてください。
トレンドの判断についてはこちらが参考になりますよ。
無料メールマガジンで学びませんか?”
僕がダウ理論を使って日々チャートを見てどんな分析をしているのか、リアルタイムの相場分析をメールで無料配信しています。
その配信では、
・勝つチャンスが来そうな注目すべき通貨ペア
・トレードするならロングなのか、ショートなのか?
といった内容から
・現在の相場のトレンドがどっちに出ているのか?
・どのタイミングまで待つべきなのか?
・どんな考え方をしているのか?
といった具体的な考察を、既にサイトで公開をしているダウ理論を使ったシンプルで超強力なトレードルールを基に、配信しています。
これらの配信をする理由は、トレードで高い勝率を実現するためには、正しい分析が必要であり、どういうものを「正しい」分析というのか?
それを実際に見てもらい、あなた自身がFXで勝てる様になるために必要な事に気付くきっかけになればと考えているからです。
また、最終的にはあなた一人でも僕と同じチャート分析ができるように、そのために必要な知識、考え方をレポートやメールマガジンで詳しくお伝えしていきます。
『毎日がんばってチャートを見ている・・・』
『思うようにトレードで勝てない・・・』
『自分のチャートの見方が正しいのかわからない・・・』
『トレードは真面目にやらないと勝てないよね・・・』
『ダウ理論がイマイチ腑に落ちなくていつまでたっても上達を実感できない・・・』
こんなふうに思っている人には、目からウロコな話ばかりなのでオススメです。
既に配信を受け取っている方々からは、日々「勉強になります」「勝ちました!」といった嬉しい報告から、「なぜここでトレードできるんですか?」といった質問に対してやり取りしているので、実になると思いますよ。
具体的に得られるものの一部を紹介します。
▼登録すると得られるもの▼
・F-pedia管理人の高勝率リアルタイム相場分析配信
・99%の人が見落としているトレード手法の難易度について【レポート】
・僕が必勝法をみつけるまでに【レポート】
・勝トレーダーが絶対身に着けている2つのスキル【レポート】
・秘密のメールマガジン
・Amazonでベストセラーランキング1位を獲得したダウ理論の本
メールに登録してくれた人限定で、これらをテーマにしたレポートを作り出来上がり次第プレゼントしようと思っています。
あと、一つ補足ですが、いつでも解除できますのでご安心ください。
メールではなかなかサイトには書けない僕のプライベートな話もしていますので、そちらもお楽しみに。
※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。