資金管理

勝ちトレーダーと負けトレーダーの資金管理はこんなに違う

今回は勝ちトレーダーと負けトレーダーの資金管理についてお互いがどんな風に異なっているのか、対比してみてみようと思います。

資金管理の話をしますが、結局はトレードで勝つために必要なことは全て繋がっているので、今回の話も資金管理からトレード手法、メンタル的なものを総合的に含んだものになります。

それぞれを独立して考えてもなかなか勝てるようにならないので、資金管理を中心に全体像を抑えましょう。

資金管理に一貫性があるかどうか

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まずはじめに勝ちトレーダーと負けトレーダーの資金管理での違いとして、一貫性があるかどうか、があります。

具体的にはトレードするときに、ポジションサイズを一定のルールに基づいて決めていて、それを常に守れているかどうかです。

資金管理の大部分は1回のトレードでどのくらいのポジションを持つか、ですが、ここがあやふやではダメです。

このポジション管理については、こちらの記事で詳しく話したので、具体的な数字などはこちらを参考にしてください。

破産を防ぎ効率的に資金を増やすのに必要な4つの資金管理術

大事なのは、毎回同じポジションサイズでエントリーすることではなく、そのときそのときの損切りまでを明確にし、損切りになったときの金額を一定にするためにポジションサイズを決めることです。

ポジションサイズを毎回一定にしてトレードすることは、サイコロの目でポジションサイズを決めることと同じくらい愚かなことです。

なぜならそれぞれのトレードで損切りまでのpips数は異なりますよね?損切りまで100pipsのときと50pipsのときでは、ポジションサイズは2倍の差があるのです。

それなのに、毎回決めたロットでエントリーすることをルールにしていると、ルールに従っているのにもかかわらず、そのルールに欠陥があるため、資金がどんどん減ってしまいます。

勝ちトレーダーに近づくために、まずは、1回の損切りが一定の金額になるように、毎回のポジションを決めましょう。

そのために必要なものは、損切りまでのpips数と資金の何%を1回の損切りの金額にするか、この2つがわかれば大丈夫です。

利益に対してリスクを取りすぎている

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2つ目の違いは、利益に対してリスクの取り方が勝ちトレーダーと負けトレーダーで真逆だ、ということです。

例えば負けトレーダーは、10pipsの利益を取るために50pipsのリスクを取るとします。

これはどういうことかというと、エントリーするときに決める損切りまでのpips数が50pipsで、利益確定までが10pipsであることを意味しています。

損切りになれば50pips、利益確定になれば10pips。

一方で勝ちトレーダーはどんな風にリスクをとるかというと真逆で、10pipsの損切りに対して、50pipsの利益確定をターゲットにします。

多分この数字を聞いただけだと、やっぱり勝ちトレーダーの方がなんとなくすごいんだな、と感じるだけだと思います。

しかし、この違いは今後トレードする上で外すことのできないとても重要な考えなのです。

もう少し具体的に話しましょう。

負けトレーダーは1回のトレードで10pipsの利益に対して50pipsの損切り。この手法を使ってトレードを行うとどうなるか。

今日からトレードを始めたとして、1回目のトレードで損切りになったとします。

まあトレードをしていれば最初に負けるのはよくあることですよね。

50pipsのマイナスです。

さて、ここで考えて欲しいのですが、この負けた50pipsを取り戻すために、何回勝たなければいけないか。

5回連続で勝たないとマイナスから抜け出せません

5回勝つのではなく、5回連続で勝たなければいけません。

例えば1回目に負けて−50pips、ここから3回連続で勝って−20pips、でも次のトレードで負けたら、−70pipsです。

そしたら、次は7回連続で勝たないとプラマイ0にならないのです。

これが負けトレーダーが負け続ける理由なのです。

もし2回連続で負けたら、−100pips、これを取り返すためには10回連続で勝たないといけない。これはかなり厳しいと思いませんか?

一方勝ちトレーダーはどうか。

損切りまでが10pipsで利益確定が50pipsだとします。

もし2回連続で負けたとしましょう。

この時点で−20pisです。

ここから何回勝てばプラマイ0になるかというと1回ですね。

1回勝てば+50pipsなので、+30pipsとプラスになります。

つまり、負けトレーダーは1回負けると、その後連続で勝たないと取り返せない、と考えなければいけないのに対して、勝ちトレーダーは2〜3回連続で負けても、それを1回の勝ちトレードで取り返せるので、心の余裕があるのです。

この余裕があるかないかは、とても大きな差で、負けないように、負けないように、と思ってもトレードは確率のゲームなので絶対に負けは訪れます。

しかし、1回の負けのダメージの大きさが大きいか小さいかは、トレーダーがどんな手法を使うかでコントロールできるのです。

さて、今話したことは、トレードの世界ではとても重要だと言われていることです。

どこかでこういう話を聞いたことがあるかもしれません。

なんの話だったかわかりますか?

これはリスクリワードの話です。

負けトレーダーのリスクリワードは1:5。1の利益を取るために、その5倍をリスクにさらしています。

一方で勝ちトレーダーは逆でリスクリワードが5:1。5の利益を手に入れるために、1のリスクでいい。

この2つは数字で見るとなんかすごそうだな、くらいにしか思わないかもしれませんが、実際のトレードに当てはめてみると、どのくらい違いがあるのかとてもイメージしやすいと思います。

つまり、リスクリワードについてきちんと考え、リスリワードがいい状態でトレードするのがベストだということです。

リスクリワードの良さは心のゆとりを生む

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これまで話した2つが、資金管理とトレード手法についてです。

毎回のトレードで損切りまでのpipsを計算し、1回の損切りを資金の何%にするか、これを一定しにするのが資金管理の大部分。そして、どのくらいのリスクリワードでトレードできるかはトレード手法の部分です。

これら2つがしっかりできると、3つ目の重要なメンタルも自然とカバーできるのです。

メンタルは扱うのが結構難しくて、手法みたいに勝率がどのくらいで、とれるpipsがどのくらいか、数字で見えるわけじゃないんですよね。

だから、メンタルを鍛えるためには滝に打たれるのが一番、みたいな話になっちゃうんですよね、油断すると。

しかし、メンタルは今までに話したトレード手法と資金管理がある程度最適化されてくると自然と安定してきます

逆にメンタルに支障をきたしている、なんか落ち着かない、そわそわする、興奮する、というのがあれば資金管理かトレード手法に何かしらの問題がある場合が多いです。

トレーダーがよく損切りの位置をエントリー時に設定したところよりも遠くに変更する都いう話をよく聞くと思います。

なんでそんな愚かなことをするのか、理解できない人もいると思います。

しかし今回の話でなんとなくでもわかったのではないでしょうか。

ポジションサイズを毎回あいまいにした状態で、かつリスクリワードが悪い手法を採用すると、1回負けるとそれを取り戻すために、2〜3回連続で勝たなければいけないのです。

これを頭で理解しているからこそ、1回の負けがとても大きなダメージを与えることがわかっているから、目の前の負けをどうにかしてトントンか勝ちにしたい、だから損切りの位置をずらすんですよね。

でもさっきも話した通り、トレードは確率のゲームであり、負けは一定の確率で訪れます。

トレードで負けることは避けられないことです。一方その1回の負けで自分にどのくらいダメージを受けるかはこちら側が決められるのですね。

毎日トレーニングをすれば、体力がつきちょっとした運動では疲れにくくなるのと同じで、ポジションサイズのルールを守り、手法に磨きをかけ、リスクリワードがいい状態でトレードをすることができれば、1回の負けのダメージは小さくすることができます。

つまり、疲れにくくなるんですね。

普段のトレーニングを怠っていると、ダメージを受ける運動を避けるようになります。

これはトレードでは負けを避けようと損切りを遠くにするのと同じことです。

これでも根本的な解決にならないだけじゃなく、全く成長につながりません。

日々成長し続けるために、今の自分には何が足りないのかを見極め、パワーアップしていきましょう。

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