ここでは短期足で移動平均線を使ったエントリータイミングの取り方をチャートを使って話していきます。
最初に言うのもなんですが、移動平均線のタッチだけでエントリーするのはかなり難しいです。
移動平均線は何かと組み合わせるのが賢い使い方。
今回は移動平均線を何と組み合わせてタイミングを取るのか、を詳しくみていきましょう。
移動平均線タッチでのエントリーはかなり危険である
これから移動平均線タッチでのエントリーを詳しく説明していきますが、最初に知っておいて欲しいことがあります。
それは、移動平均線にタッチしたからエントリーする、という考え方はかなり危険だということ。
危険な理由は大きく分けて2つあるのですが、1つはテクニック的なものを身につければ解決します。
しかしもう一つはテクニックではどうすることもできない、もっと根本的な問題です。
最初にテクニックでカバーできる部分について話していきましょう。
移動平均線タッチと安値切り上げライン
一つ目の問題は、移動平均線タッチが起こる場面で、どうタイミングをとってエントリーするか、です。
例えば普段エントリーしている時間足が15分足だとして、エントリーできそうな場面が現れたとします。
で、その場面で、20期間移動平均線にタッチしました。
ちょうどこのような場面。
ここ、移動平均線にタッチしているのでエントリーできますね。
「なんだ、移動平均線タッチでのエントリーって、移動平均線にタッチしたらエントリーすればいいだけで簡単じゃん」と思ったかもしれません。
エントリーはそれでいいのですが、この方法だと確実に損切りになる回数が多くなり、トータルで利益を残すのは難しいでしょう。
では、どうしたらいいのかというと、移動平均線にタッチした時にエントリーするのではなく、タッチ後、相場がトレンド方向に動きだしたのを確認してからエントリーするのです。
先ほどの場面だと、まだ、ここから反発して下落するのかどうかはわかりません。
しかし、ここから下落したら、下方向が確定しますね。
実際にはこうなりました。
下落したのですが、この下落を見てからエントリーしようとしても遅いですね。
移動平均線タッチでエントリーするのは早すぎるし、大きく下落したのを確かめた後では遅すぎるのです。
そこでちょうどいいタイミングでエントリーすることが求められます。
安値切り上げラインと逆指値エントリー
移動平均線にタッチした後のエントリー方法の一つとして、逆指値注文をしておくやり方があります。
まだトレードを始めたばかりで、エントリータイミングを取るのに慣れてなくても、逆指値で注文を入れておけば、あとは勝手にエントリーしてくれるのでとても便利です。
いざエントリーするぞ、となったときに、変な迷いが起こることもなくなります。
では、逆指値の注文はどこに入れたらいいのか。
それを決めるために、今回は安値切り上げラインを使います。
移動平均線にタッチしたのを確認した後に安値切り上げラインを引きます。
後は、相場が下方向へ動きだしたら注文が入るように安値切り上げラインの少し下に逆指値の注文を入れます。
このロウソク足で注文が入ります。
ちょっと補足ですが、逆指値がわからないと困るので少し簡単に説明しますね。
例えば点線のラインのところに逆指値の売り注文を入れたとします。
その後相場が点線まで価格が下がると、自動的に売りでエントリーしてくれるのが逆指値注文です。
指値注文とは逆ですね。
もしここで指値注文を入れると、買いでエントリーすることになります。
逆指値注文は、相場が動いている方向に合わせてエントリーする方法です。
以上が移動平均線タッチ場面でのエントリー方法です。
高値切り上げラインの下何pipsのところで注文を入れるかは、かなり細かい話なので、これはざっくりで大丈夫です。
最初は安値切り上げラインの3~5pips下くらいから始めてみればいいと思います。
ここでは、移動平均線タッチの短期足エントリーを安値切り上げのラインと組み合わせる方法を紹介しました。
ちなみに、エントリーを逆指値じゃなくて、成り行きでタイミングをとってエントリーしたい、という場合はオシレーター系のテクニカル分析ツールを使うのことをオススメします。
こちらにタイミングの取り方をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
2つ目の問題はかなり深刻
移動平均線を勉強すると、過去検証でも、リアルトレードでも移動平均線にタッチしそうなところばかりを探してしまいます。
一見良さそうに見えますが、こうなるとトレードで勝つことからは遠ざかります。
なぜなら、トレードで勝つために大事なのは、移動平均線にタッチしそうなところを探すことではないからです。
それよりも相場の全体像を理解する必要があります
もし、相場全体の流れを見ずに短期足で移動平均線がタッチしそうなところばかりを探しているのであれば、まずは一歩引いた目線で見ましょう。
移動平均線はあくまでも補助ツールであり、メインに考えてはいけません。
メインで考えるべきなのは長期足のトレンドの状態、狙う場面はどの辺りなのか、15分足でチャートパターンはできたのか、などです。
これらをメインで考えるべきで、移動平均線タッチにばかり気をとられないようにしましょう。。
もし、移動平均線を表示させると、移動平均線ばかりに目がいってしまい、タッチしたらそこから反発するものだ、とばかり思ってしまうなら、移動平均線を表示させないほうがいいかもしれません。
このあたりのことは、こちらの記事でも話したので、参考になるかと思います。
まとめ
さて、今回は移動平均線を短期足で使いエントリータイミングを取る方法を話しました。
移動平均線タッチでエントリーできれば根っこから取れるし、損切りまでのpips数も小さくてすみます。
移動平均線を単体で使うのではなく、今回紹介した安値切り上げラインと組み合わせて、エントリータイミングを取るために使ってみてはいかがでしょうか。
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