僕が提唱するダウ理論を使ったエントリーは、2つの時間足のトレンドが一致するポイントが基本になります。
その理由は、どの価格帯から伸びる方向が簡単でわかりやすく探せる様になるからです。
そこで、今回はダウ理論を使った手法でエントリーできるポイントを、過去僕が読者限定のリアルタイム相場分析(F-pedia通信)の配信で伝えたポンドドルのチャートを使って解説していきます。
そして、ロングエントリーをして、利益確定になった場面を実際のチャートで解説しつつ、迷いなく自信を持ってトレードするためには何が必要かを話していきます。
またF-pedia通信の読者の方からこのトレードについて、いくつか質問をもらったので、それらにも答えていきます。
「なんでポンドドルをアップトレンドと判断したのか?」
「全然上目線で見れなかったのですが、、、」
「高値が切り下げているから上はないと思ったのですが、、」
こんな質問にも回答しています。
今回はエントリーした場面を振り返りという形で解説していきますが、日々送っている相場分析では、少し先の未来を予測しながら、どうなったらトレードを考えるか?という話をかなり具体的にしています。
過去チャートを振り返ることも大切ではありますが、できればリアルタイムで追いかけて、エントリーできる場面、できない場面を日々追いかけていくほうが確実に力は付きます。
今後も今話した様な内容でリアルタイム相場分析をメールで送りますので気になる方、まだ登録していない方は早めに登録しておいてくださいね。
ぜひあなたもダウ理論だけを使ったトレード手法でエントリーすればFXで勝てることを実感してほしいと思います。
ダウ理論を使ったポンドドルエントリー根拠解説〜日足〜
ではポンドドルの日足から解説をしていきます。
先に今回のトレードの結論なのですが、日足と1時間足のトレンドが一致するポイントでエントリーして利食いとなりました。
このダウ理論のトレンドの一致でエントリーするトレード手法については、ポイントの絞り方や推奨時間足などをより詳しく以下の記事で解説していますので、どういう手法なのかの興味が出た人は、まずこちらの記事を読むか、ひとまず今回の記事を読んでから確認をしてみてくださいね。
まずこちらが日足です。
頂いた質問で多かったのが、「日足はレンジ相場だと思っていました」という内容のものです。
もしポンドドルはトレンド相場ではなくレンジ相場だと判断してチャートを見ていたならそれはそれで構いません。
なぜレンジ相場と見たのか、その根拠があなたにしっかりありますよね?
その根拠は波形のとらえ方の違いから来ているものでしょう。
僕とあなたの波形のとらえ方が違うとトレンドが発生しているかしていないかの判断は異なります。
では僕は日足の波形をどうとらえたのか??
こんな風に波形をとらえました。
大事なのは僕と全く同じようにチャートで波形を描けるようになることではなく、あなたの中で明確な基準を持ってチャートの波形をとらえ、トレンド判断ができるようになることです。
これができるようになれば、どのチャートを目の前にしてもあなた一人でトレンド判断ができ、どの通貨でトレードすればいいのか迷うことなく自信を持ったトレードできるようになります。
最初のうちは波形のとらえ方をどうしたらいいかを迷うかもしれませんが、何枚もチャートを前に波形を描いていけば、あなたなりの波形のとらえ方が見えてきます。
もし波形のとらえ方で不安があるならこちらの記事を参考にしてみてください。
ではここからちょっと相場を追いかけていきますか。
まずダウントレンドが発生のポイントがここですね。
この時点で戻り高値が青丸です。
ここから相場は上昇してきてアップトレンド終了となり、押し安値が出現します。
赤丸が押し安値ですね。
この後アップトレンドが発生するのがここです。
そして押し安値が移動しますね。
で、この先は高値も安値も更新されていないのでアップトレンド継続中だと見ることができます。
青い長方形で囲まれている部分の安値を更新しないことにはアップトレンド継続中です。
日足はこのように波形を小さくみたのでアップトレンドと判断しました。
で、いただいた質問では日足でアップトレンドだと判断できなかった、と言うものが多かったです。
質問をいくつか見てみると、上目線で見れなかった理由は大きく2つありました。
一つは日足で高値が切り下がっている、もう一つは安値付近にある下ヒゲを実体で抜けていること。
この2つから日足で上目線では見れなかった人が多くいるように思えました。
まず高値の切り下げから見ていきましょうか。
チャートを見ればすぐにわかると思います。
ここは確かに高値を切り下げています。
高値を切り下げているから上目線で見ることができない、と言うのはもちろんひとつのチャートの見方としてありです。
これをトレードに取り入れて高値が切り下がっているところでは買いエントリーはしない、というのもいいですね。
ただ、僕は高値が切り下がっているから上で見れなかったと言うのはハッキリいって無駄な情報でしかない、と思っています。
無駄というのは、単にあなたがエントリーする時の判断を複雑にしているだけじゃないですか?ということです。
あなたが高値の切り下げを見てどうトレードするのか、高値の切り下げを活かしたエントリーまでの流れが明確になっているならいいです。
でも、高値が切り下がっていることを意識することで混乱を招くだけだったら、それは不必要な情報でありむしろトレードにおいては、あなたを迷わせるだけで害しか与えないのではないでしょうか。
僕はこの場面で高値の切り下げは一切無視していました。
だって、僕がダウ理論のトレード手法で取ろうとしているのは、日足の大きな流れの中の一部でしかないのです。
高値を切り下げていることよりも、日足でアップトレンドを形成していてちょうど落ちてきたところだから、ここから一気に落ちてアップトレンドを崩壊させるか、持ちこたえて一時的に上昇するかもしれないな、という見方の方が重要なのです。
そしたら、日足のアップトレンドを崩壊させることなく1時間足でダウントレンドを崩壊させたので上目線でのエントリーを考えたのです。
つまり何がいいたいかというと、エントリーするのに不必要な余計な情報は一切遮断しろということです。
常勝トレーダー達は、複数の情報をうまく組み合わせて勝ちやすい相場がどこなのかを的確に判断することができます。
しかし、彼らは簡単にやっているようでこれはかなり難しいことなのです。
トレードを少し勉強したくらいの人が同じことをやろうとして、高値の切り下げがどうとか、ここのレジスタンスが強そうだからとか、それらしい情報を手に入れたとしても、そこから勝てるポイントを見つけることができなければ意味が無いのです。
ただ混乱するだけで、迷った挙句エントリーできなくなってしまいます。
それなら、無駄な情報は一切気にせずもっとシンプルに相場を見たほうがいいのです。
そんなシンプルに見て勝てるのか??って思うかもしれませんね。
ダウ理論のトレード手法でもそれなりに勝てますし、ダウ理論のトレード手法はこれで完成なのではなく、ラインや他の考え方を複合的に組み合わせていきグレードアップしていきます。
つまり、ダウ理論のトレード手法はこれから話をしていくことの土台でありこれからこの手法をベースにしてもっとトレードのスキルは高めていけるのです。
余計なことは気にせずシンプルにいきましょう。
いやでもこれからどんどん複雑になっていきますので。
で、上目線で見れなかったもう一つの理由として日足で下ヒゲを実体で抜けているというのがあります。
チャートで見るとここですね。
ここの解説は以前もしたので、大丈夫だろうなって思ってたのですがこの右側の大きな陰線でヒゲを抜けれていることが気になって気になっていた人がいるようです。
簡単に言ってしまえばここは高値も安値も抜けていないのでノイズですよね。
トレンドの方向には関係ない動きです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
これらの理由から僕は今回のエントリーにおいて2つの要素はほとんど気にしてなかった、ということです。
重要な事なので何度もいいますが、上なのか下なのかの方向を決めるのは日足がアップトレンドかダウントレンドかです。
ポンドドル1時間足のトレンドとエントリー
では次にエントリーする1時間足を見てみましょう。
1時間足がこちらです。
僕がリアルタイム相場分析を送ったのは確かチャートがこのあたりにいたときです。
1時間足のここまでの動きを分析していきましょうか。
まずは波形をとらえます。
こんな風に見ました。
では次にトレンドを追いかけていきますか。
まずここでダウントレンド発生ですね。
戻り高値が青丸です。
その後ダウントレンドが崩壊しました。
それと同時に赤丸の押し安値が出現します。
ここから赤丸の押し安値を下に抜けずに高値を更新すればアップトレンド発生となります。
このアップトレンド発生のポイントががダウ理論トレード手法のエントリー場面になります。
で、今回だと高値を抜けたここがエントリーポイントです。
ここは結果的には一度高値を抜けてヒゲで戻ってきています。
しかし、ダウ理論トレード手法ではヒゲであろうと高値を更新したらローソク足が確定する前にエントリーすることにしています。
というのも、1時間足の確定を待ってエントリーすると、かなり大きなローソク足ができてしまい大きく相場が動いたあとになるのを防ぐためです。
もちろんローソク足の確定を待たないでエントリーすると今回のようにヒゲで抜けただけで反対に触れて損切りになる可能性があります。
しかし、そもそも日足でアップトレンドを形成していて、1時間足でもアップトレンドが発生する瞬間は値段が大きく伸びる可能性が高い場面です。
こういう場面を逃さないでエントリーするためにも、ヒゲで損切りになってもいいから思い切ってエントリーする勢いがとても大切です。
で、今回はヒゲで一旦戻されましたが損切りは30pipsにしていてそこまでは行かずに上に一気に伸びましたね。
利益確定することができました。
というのが今回のポンドドルのエントリーです。
今回のポンドドルエントリーのタラレバ
FXの世界でタラレバを言うのは全く意味のないことです。
「もしあそこでエントリーしてたら」
「もしポジションを決済しないで持っていたら」
こんな話は全く意味がありません。
こういう話ではなく、今回のポンドドルがこういう形だったらもう少し早くエントリーできて、より根っこの部分から取ることができたな、という話をちょっとします。
具体的にどの場面のことか。
1時間足の話です。
1時間足のここ。
このヒゲがもっと短くて前後のヒゲと同じくらいの長さだったらもう少し手前でエントリーできました。
なぜなら、ここはダウントレンドの戻り高値で、このヒゲの高値をローソク足の実体で抜けないことにはダウントレンドが崩壊しません。
ダウントレンドが崩壊してアップトレンドが発生する瞬間でエントリーする手法なので、ここでダウントレンドが崩壊していればもうワンテンポ早くエントリーできました。
もし仮にこのヒゲがなかったとしたら、ここでダウントレンド崩壊となります。
そして、アップトレンドが発生するのがここ。
つまりここからエントリーできる、となります。
今話した、日足のトレンドの中のどの辺りを狙っているのかという話はここの記事で詳しく話をしているので、ぜひ復習しておいてください。
ただトレードルール通りにエントリーするのは簡単なことです。
しかし、なかなかそれだけで勝てるほどFXは甘い世界ではありません。
シンプルなトレードルールに加えて、どういうところを狙いにいっているのかをイメージする力がとても重要になります。
狙う場面をイメージする力をぜひ身につけてください。
結局なんで上に行くと思って相場を見てたの??
結局のところFXでトレードするにあたって知りたい情報というのは上か下かだと思います。
読者からいただいた質問でも多かったのは「なんであのポンドドルを上方向で見ることができたのか?根拠は何かあるのか??」というものです。
なんで僕はポンドドルを上で見てたと思いますか?
何か特別な相場の見方があるんだと思っているんじゃないですか?
今回のポンドドルにおいてはとってもシンプルな話です。
日足がアップトレンドだからです。
「え?それだけ??」って思ったかもしれません。
でもそれだけですよ。
そして、僕はポンドドルがここから大きく上昇するか下落するかなんて考えていません。
ダウ理論のトレード手法は目先の30pipsを取りに行くトレード手法であり100pipsも200pipsも取りに行くとなったら、さっき話した高値が切り下がっているということを考慮しないといけなくなります。
もしそこまで狙っていくなら、ハッキリいって日足と1時間足のダウ理論だけを使ったトレード手法では太刀打ちすることはできません。
目先の数十pipsを取りに行くトレード手法であれば逆にたくさんの情報を使おうとすると混乱して結局負けてしまうというのが落ちです。
無駄な情報に振り回されることなく、何を重要視して何を重要視しないか、ここを明確にしてチャートを見ていきましょう。
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これらの配信をする理由は、トレードで高い勝率を実現するためには、正しい分析が必要であり、どういうものを「正しい」分析というのか?
それを実際に見てもらい、あなた自身がFXで勝てる様になるために必要な事に気付くきっかけになればと考えているからです。
また、最終的にはあなた一人でも僕と同じチャート分析ができるように、そのために必要な知識、考え方をレポートやメールマガジンで詳しくお伝えしていきます。
『毎日がんばってチャートを見ている・・・』
『思うようにトレードで勝てない・・・』
『自分のチャートの見方が正しいのかわからない・・・』
『トレードは真面目にやらないと勝てないよね・・・』
『ダウ理論がイマイチ腑に落ちなくていつまでたっても上達を実感できない・・・』
こんなふうに思っている人には、目からウロコな話ばかりなのでオススメです。
既に配信を受け取っている方々からは、日々「勉強になります」「勝ちました!」といった嬉しい報告から、「なぜここでトレードできるんですか?」といった質問に対してやり取りしているので、実になると思いますよ。
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あと、一つ補足ですが、いつでも解除できますのでご安心ください。
メールではなかなかサイトには書けない僕のプライベートな話もしていますので、そちらもお楽しみに。
※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。