FX初心者

FXトレード手法の特徴を知る7つの種類分け

トレード手法と言うと順張りや逆張り、スキャルピングやデイトレスイング、または移動平均線やボリンジャーバンドなどテクニカル分析ツールを使ったものなど、たくさんの種類が、無数にあります。

そのため、これからFXを始めようとする人はどの様に選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

また「この手法で勝っていくんだ!」と決めていない人、固まっていない人は「今より勝てるトレード手法があるんじゃないか」と終わらない手法探しの旅を続けていたり、ノウハウコレクターになってしまう話もよく聞きます。

手法選びの時点で勝敗は9割決していると言っても過言ではないくらい本当に大事なので、迷うのは仕方が無い事です。

しかし、ほとんどの人は気付かぬうちに間違った考え方で稼げないトレード手法を選んでしまうせいで、稼ぐ事はおろか、いつまで経っても勝てる実感すら沸かない、どうしたらいいのかわからない状態、出口の無い迷路に入ってしまうのです。

では、稼げるトレード手法選ぶためにはどうしたらいいのか?

その答えは、自分のものにできる、自分の形に出来るものである事です。

この理由は簡単で、稼げるトレード手法とは自分自身がこの先トレードを続ける事が出来て、稼ぐ金額を大きく出来るものでなければなりません。

そのためには毎日の生活の中で、余計なストレスが少ないもので、トレードで得た利益を更なる軍資金に回すために、プラス収支を出し続けられるものでなければいけないのです。

短期間で一攫千金を狙うのであれば話は別ですが、これから数か月、数年に渡ってトレードをして、100万、1000万とFXで稼ぐ事を目指していくのですから、それこそロットを100万通貨、500万通貨、1000万通貨に上げても、常に、同じようにトレード出来て稼げる自分のトレード手法を身に着ける事を絶対に目指さなければいけないのです。

この辺りの詳しい話は別の機会にしますが、まずは自分のものに出来る、自分の形に出来るトレード手法とはどんなものがあるのかをわからないといけないのですが、第一歩として世の中にはどんなトレード手法があるかを知る必要があります。

そうでないと、これから選ぶトレード手法の良し悪しがわかりませんからね。

そこで、今回の記事ではトレード手法は何のために存在していて、世の中にあるトレード手法にはどんなものがあって、どんな特徴があるのか、を伝えて行きます。

稼げるトレーダーに遠回りせずなるために参考にしていただき役立ててくれたらと思います。

そもそもトレード手法は何のためにあるのか?

先ほどの話では、トレード手法の理想形を語りましたがここでは一歩踏み込んで、稼ぐ、勝つためにトレード手法はチャート分析において何を目的にしているのかについての話になります。

上に動くのか、下に動くのかを知るため、値動きの予測をするためと色々な回答が出ると思いますが、僕が示す答えはこれです。

トレード手法の目的は未来の相場で値が伸びるところを探すためです。

この様に値が伸びるところでトレードするから、ストレスの少ない勝ちトレードが出来、大きいpipsを獲る事も出来て稼げるのです。

言葉にすると簡単ですが、

「あなたのトレードは値が伸びるところを狙えていますか?」

と問われていかがでしょうか?

結構多くの人が、素直にイエスとは答えられないでしょう。

もし、そうならトレード手法を「正しく使えているのか?そもそも勝てる手法なのか?」を見直す必要があるわけです。

また、この答え

「トレード手法の目的は値が伸びるところを探すためである」

には他にも、とても大事な意味が複数含まれます。

  • 将来、感覚や裁量判断で値が伸びるところを探せる様になるための訓練でもある
  • 探せない場合は必然的にエントリーをせず見送ることになる
  • 負けトレードがあっても最終的にプラス収支になるくらいの精度は必要

この様にトレード手法とは、単純に上か下を予測するだけではなく、これから長期間に渡りあなた自身が稼ぎ続けていくための大事な道具なのです。

もし、あなたに今トレードしている手法があるなら、過去トレードした場所が「伸びているところでトレードが出来たのか?」をチェックしてみてください。

一般的に言われるトレード手法とは?

世間で実際に良く聞くトレード手法の種類で

  • 順張り手法
  • ブレイク手法
  • ナンピン手法
  • デイトレード手法

という言葉を見かけますが、この4つは全く別物ではなく部分的に重複していたりするものなのです。

例えば、順張りのブレイク手法と、ブレイク手法は全く一緒ではない様に、「○○手法」と「○○」に入る言葉は様々なやり方を示していて、順張りのブレイク手法という様に複数入る事もあります。

つまり、世間で言われているトレード手法には、色々な種類分けがあって、様々な言葉で表現されているのです。

ここに入る言葉を知っておくと、どんなトレードをするのか、どんなお金の増やし方をするのかの特徴が掴みやすくなり、どんなスキルを身に着けたり、稼ぐために必要な事がわかりやすくなります。

そのために、幾つかのカテゴリーで分けて整理していきましょう。

スキャルピング、デイトレード、スイングトレード【時間軸】

エントリーをしてからどのくらいの時間で、決済をするのかで分類する考え方で、主にスキャルピング、デイトレード、スイングトレードにわける事が出来ます。

それでは、一つ一つ見ていきましょう。

スキャルピング

エントリーから決済までが数秒から数分で完了するトレードをスキャルピングといい、1分足や5分足のチャートをメインに使ってトレードします。

狙う値幅は小さく1回のトレードで1~10pips位を取りに行き、エントリー回数が多いのが特徴です。

一見、チャートを見る時間が、仕事から帰ってきてからの短時間の中で出来る気軽なトレード手法だと思われますが、基本的にチャートに張り付いていないとトレードするのは難しく、目の前の値動きに合わせて臨機応変に対応する判断力と集中力が求められます。

それ以外にも、取引手数料や資金管理能力、分析技術など求められる事が多く、初心者には全く向きません。

それでも、チャレンジするぞ!という人は無意識レベルで値動きのクセが読める様に訓練を頑張ってください。

この辺りの記事が参考になりますよ。

FXスキャルピングで勝ち続けるために絶対必要な2つの素養とは?FX、トレードの勉強をする中でデイトレードやスイングトレード、スキャルピングなどのトレードスタイルを一度は聞いたことがあると思います。 ...

デイトレード

5分足から日足くらいまでの時間足を分析し、数十分から1日以内でポジションを保有するトレードをデイトレードといい、1回のトレードで狙う値幅は10~100pipsくらいです。

複数時間足を分析し、プランを立ててエントリー場面を厳選していくので、1日に数回のエントリー回数です。

リアルタイムでずっとチャートを見ていなければいけないスキャルピングに対して、仕事をしている人でも無理なく生活スタイルに合わせて続けられるのがデイトレード、スイングです。

まだトレードを始めて日が浅いなら、迷わずデイトレがお勧めです。

デイトレードの手法としては、F-pediaで公開しているダウ理論ルールがシンプルで強力なものでありお勧めです。

まずはここから始めてみてください。

僕がFXダウ理論だけで1カ月に150pips獲ったシンプルなトレード手法FXで1日15~30分のチャート分析で月150pips以上勝てる、再現性の高いトレード手法。実際のチャート・模式図などを使って解説していきます。使うテクニカル分析ツールはダウ理論だけで、超シンプルなトレード手法です。...

スイングトレード

数日から数週間、ときには数ヶ月ポジションを保有するのがスイングトレードで、軸になる時間足は日足以上で、大きな流れに乗って、1回のトレードで大きく狙いに行くのが特徴です。

見る時間足が大きくなることからも、エントリー回数はだいたい月に2~4回くらいです。

他のスタイルに比べて圧倒的にチャートを見る時間は少なくてよく、1日に何回かチャートをチェックできればいいのがスイングトレードです。

ただいきなり初心者が長期の大きな流れを掴むのは難しく、なかなかチャンスまで待つことも難しく、ポジションを持ち続けるのにも練習が必要です。

なのでまずは、デイトレードから始めて、日足レベルの流れに乗れるようになることを目指してましょう。

そして少しずつ相場の流れに乗れるようになってきたら、時間足を1つ大きくして、週足の流れに乗るトレードができるようになれば、300から1000pipsを狙う1回でかなり大きく取れるトレードも可能になるのです。

順張り(トレンドフォロー)か逆張り【エントリー方向】

相場の流れが出ている場面で、その方向に素直にエントリーしていくことを順張り、逆に、相場の流れとは逆方向にエントリーしていくことを逆張りといいます。

もっとわかりやすく言うと、「トレンド相場だな!」と思ってその方向にエントリーするのが順張りで、「ここが天井で落ちてきそうだな」というところで直前の値動きと逆にエントリーするのが逆張りです。

人によって意見がわかれるところではあるのですが、一般的に順張りは一回のトレードで大きく値幅を獲れるがチャンスが少なくトレンド相場を狙う事が多いです。

逆張りは、獲れる値幅は小さいけどチャンスが多いと認識されていて、レンジ相場で使われる事が多いです。

この様に、トレード手法の性質や評価を2つのどっちかに大別して把握する方法として使われたりします。

例外として、複数時間足によるマルチタイムフレーム分析をする手法においては、見る時間足によって逆張り、順張りが変わってしまう、同じ場面でも月足では順張り、日足では逆張りというケースがあるので、注意が必要です。

大切なのは、狙っている軸となる時間足のトレンドに乗る順張りトレードをすることです。

トレンドが出たと判断出来れば高確率で勝てるわけですからね。

ダウ理論に基づくトレンド判断については、こちらの記事を参考にしてください。

ダウ理論でのトレンド判断!トレンド発生・継続・終了の場面を解説ダウ理論でトレンド判断する際に、どうなったらアップトレンドでどうなったらダウントレンドなのか?トレンドの継続や終了についても判断基準を明確にして、チャートで解説していきます。...

裁量トレード、システムトレード【裁量度合い】

一般的にはトレーダー自身がエントリーするかどうかの判断を行うのが裁量トレード、一方で機械的に自動売買など、システムが自動でトレードすることをシステムトレードと言われていて、必ずどちらかはっきりに大別する考え方になります。

ただ、僕の考えでは、裁量トレードは、エントリーするかどうかの判断にトレーダー個人の感覚的な要素が多く入るものであり、システムトレードとは、分析判断の多くをルールに従って行い、機械的に淡々とトレードをしていくことだと定義しています。

そのため、言葉の使い方として「裁量度合いが高いから裁量トレードだよね」とか「裁量度合いが低いからシステムトレードぽいよね」と使います。

敢えて一般的な定義の仕方よりも曖昧にしている理由は、僕らが裁量トレードを強く薦める事とも関連しているのですが、裁量度合いが高い方が究極の目標として狙って勝てる様になる事ができ、稼ぐ事への一番の近道だと考えているからです。(負けた原因も分析して改善できるとも言えます)

よく、「裁量が多いと難しい」と言われていますが、それは「裁量判断」がどういうものなのかあまり定義されていない、イメージしにくいものだから漠然と感じるのであって、本当の裁量判断の意味とは人間なら誰もが日常生活で行っている「自分の力で答えを導き出す力」そのものでそれをトレードの世界に置き換えるだけの話なのです。

確かに、一朝一夕にできる簡単なものではありませんが経験した分だけ力になるもので、それが最終的に必要とされるメンタル部分に大きく良い影響を与える自信にもなります。

逆に、裁量度合いが低いシステムトレードの場合、ドローダウンという連敗が続いて大きく損失が出た時や期間があった時でも、同じように勝つ事を信じてトレードを続ける覚悟が必要になります。

つまり、「最終的にプラスになる」と信じて使う事が大前提になってくるという事です。

このどれだけ信じる事が必要なのか、は、メンタルの強さと使用者本人がそのトレード手法にどれだけ優位性があるのかをわかっているかで大きく変わるので、見極めが必要になってきます。

多少損失が出る事があったとしても、難しい分析をほとんど必要としない「楽さ」を重視している人にはオススメでしょう。

ブレイクエントリーか、押し目買いor戻り売り【エントリータイミング】

エントリーをする場所、位置によってトレード手法をカテゴリー分けする事もあります。

このエントリーをする場所を決める行為をエントリータイミングを取るとも言い換えたりします。

このエントリータイミングを取る方法として、予め決めた値段を抜けたらエントリーするのがブレイクエントリーです。

ブレイクと言われるのは、英語の「壊れる」から来ていて、その壊れる対象が反対勢力が集中する価格帯を指していて、壁やラインに例えられたり、比喩されます。

壁を壊して抜けていく瞬間にエントリーをしてそのまま利を伸ばす事を狙うからブレイクエントリーと覚えると忘れないでしょう。

このブレイクエントリーで勝つために必要になるのは、正確なラインを引く事になります。

そして、2つ目はそのブレイクしたあとに一旦戻ってきたところからエントリーするが押し目買い、戻り売りのエントリー手法で、反転を狙ったエントリーもこれに含まれるし、別の言い方としてはN字とも呼べるでしょう。

この押し目買い、戻り売りのトレード手法で成功する秘訣は、どこから反転をするのかを見極める分析力になります。

ブレイクエントリーは、「ここ(価格)を抜けたらエントリーをする」とタイミングがわかりやすいですが、損切をどこにするかを決めるのが難しいです。

押し目買い、戻り売りはエントリーするタイミングを決めるには「反転したと認識」出来る事で、練習や検証が必要になるものの、上手く行けば含み損をかなり小さく抑える事が出来るため、損切りを小さく決める事が出来ます。

トレード手法と呼べるくらいになっているルールであれば、9割はこの2つのどちらかに大別する事ができるでしょう。(マルチタイムで見れば両方という事もあります)

残りの1割はというと、ブレイクする所、反転する所以外という扱いで、色々な呼ばれ方のものがあるようです。(飛び乗り、波乗り)

成り行き、指値、逆指値、etc【注文方法】

これは、あまり表向きに使われない分け方ですが実際にそのトレード手法を実践するのにどれだけの労力がかかるのか、どの様にチャートを監視しなければいけないのかをある程度把握するのに使います。

主には、成り行き、指値、逆指値で分けられるのですが、

「成り行き」はリアルタイムで相場を見ているときに、「今だ!」と現在の価格でエントリーする事です。

当然、「成り行き」注文を使うトレード手法の方が、直前の値動きを見てエントリーするタイミングを判断できるので、勝てる可能性がなるべく高いチャンスと言われる場所でトレードができますし、慣れると損切りのリスクを最小限に抑える事も出来るので損小利大のトレードスタイルも実現可能です。

その反面、トレード手法が明確でなかったりすると、拡大解釈をしてたくさんエントリーをする事になって無駄なトレードをする事もあります。

また、トレード手法のトレード頻度が少ないものだと、チャンスを見逃さないためのチャート監視する時間や工夫(スマホでもチェックするなど)が必要になってきます。

そして、成り行きでない注文方法は、指値注文と言って、予めエントリーする価格を決めておき、そこまで価格が到達したら反転狙いでエントリーする予約注文をする方法です。

また、反転狙いではなく、予めエントリーをする価格から、そのまま一方向に伸びて利益を狙う予約注文を逆指値注文と言います。

予約注文には、今話したとおり指値と逆指値の2つがあり、エントリーする際の注文と、決済する際の注文でわかれます。

少しわかりにくい部分があるので、それぞれ分けて図で解説します。

まずエントリー時については、今の値段から上昇したときに①買う、もしくは②売る、それぞれの注文方法があります。

一方で今の値段から下降した場合、③買う、もしくは④売る、があり、これらを合わせて4つの注文方法があります。

以下の図でそれぞれ示しています。

次に、今ポジションを持っていて、そのポジションを決済するときに使う注文方法について解説します。

利益確定に使うのが指値、損切りに使うのが逆指値になります。

買いポジションを持っている場合は以下の図のようになります。

一方で売り注文を持っている場合はこちらの図のように注文を出すことになります。

一見便利で使いたくなる人が多い注文方法ですが、上下に値が動く相場の性質上、必然的に損切幅が大きくなってしまうので指値注文を使いこなして稼ぐためには高度な分析や資金管理などが必要になってきます。

どちらを使うにしても、そもそもの自分が使おうとしているトレード手法が、ストップ幅をどのくらいにすれば負けにくいのか、リミット幅をどのくらいにすれば勝ちやすいのかが過去のデータではもちろん、リアルトレードの成績においてどうなのかをしっかり把握しておく必要があります。

テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析【分析に使う情報】

どっちに値が動くのかを予測するのに、ツールや理論、情報などのどれを使うのかでトレード手法を大別するのが、このテクニカル分析とファンダメンタルズ分析になります。(この2つにあてはまらない根拠が無いもので少数派のアノマリーというのもあるようです)

まず、テクニカル分析は、過去の値動きやチャートのデータから様々な理論や計算式を用いて、線や矢印や色などの視覚情報をチャートに表示させたりして、相場の値動きを簡単に予測する方法です。

代表的なもので言えば、ダウ理論や移動平均線、一目均衡表、ストキャスティクス、RSIなどがあがります。

これらのほとんどは、過去、相場取引の世界で戦った人達が生き抜くため、自分自身で研究開発したもので、その後多くの人に支持されたものが、今も残っているのです。

そのため、こういった理論の数は無数にあり、専門書を開けば見た事も無い計算式や用語が出てきたりしますが、稼ぐために必要なのは専門知識ではなく、使い方になるのでご安心ください(笑)

そのテクニカル分析のなかでも、細かくカテゴリ分け(トレンド系、オシレーター系など)されたりはしているものの見解が人によって本当に大きく違っているところなので割愛します。

ファンダメンタルズ分析は、簡単に言えば国の景気を左右する政策や景気を示す発表や出来事によって相場の値動きを予測する分析方法です。

イメージしやすい極端な例は、戦争や事件、貿易摩擦など経済に大きく影響が出そうなニュースや出来事が起こる事ですね。

最近で言えば、Brexit(イギリスのEU離脱問題)がどうなるか?
アメリカと中国の貿易問題の行方があります。

日常的なものでは、雇用統計での雇用者数の発表、各国の政策金利の発表などで主にこういった情報から値動きがどうなるかを予測してトレードする手法をファンダメンタルズ分析と言います。

最近では、インターネットが普及しているので、証券会社などのサイトで情報がまとめられているので活用するといいでしょう。

ナンピン、マーチンゲール、単利運用、複利運用【資金管理】

投資をする際に、口座にあるお金の中から幾らのお金を投資するのか、その場合勝つとしたらどのくらいリターンが得られるのか、負けるとしたらどのくらい損失がでるのか?

こういった資金管理の面で、ルールを決める事で利益を最大化したり、損失を抑えたりする事も出来る事から手法として扱われる側面があります。

代表的なものをあげていきましょう。

ナンピンとは、エントリーしたポジションが不利な方向へ動いたあと(含み損を抱えた時)に、さらにポジションを積み増すことで、少しでも有利な方向に動いた(含み益が出る動き)時にそれまでの含み損を早く解消する目的があります。

ナンピンとほぼ同じだけど用いる状況が少し違うものとしてピラミッティングというものがあり、こちらは持っているポジションが含み益の状態で、さらにポジションを追加することを言います。

これら2つを「増し玉」とも言う事が出来ます。

また、ナンピンに似ているようで結構違うマーチンゲールはトレードして負けたら、次のトレードで負けたときのロットよりも大きいロットでエントリーしていく事で負けた分を取り返すと同時に利益を出す様な資金管理方法のことを言います。

この様に、トレードをする度にロットを調整しながらのトレード手法は一見素晴らしいテクニックに見えるかもしれませんが、自分で「オレはプロだ」と言えるくらいの自信と誰が見ても認められるくらいの実績が無い限りはオススメできません。(というか基本やったらダメです)

ちょっと失敗から、一瞬で全財産を無くす危険性がありますからね。

個人的な見解ですがにここ数年でレバレッジ規制が厳しくなったのも、こういった下手な資金管理テクニックを使った手法でたくさんの素人トレーダーが一瞬で全財産を失うようなレベルで大損失を喰らったからと考えています。

この資金管理法は、トレード技術に絶対的な自信がある天才にしか上手く活用出来無いのでオススメは絶対に出来ません。(詳細は別の機会があれば説明したいと思いますが)

※余談ですが世間でたまーに、100%近い勝率を誇る手法が語られていますが高確率でこのナンピンが取り入れられています。

次に単利運用と複利運用について。

この資金管理法は、1回1回のトレードにおいてロット調整をする方法ではなく、一定期間の中でロット調整をする方法になり、単利運用とは資金が増えても基本的に同じロットでトレードする資金管理方法であり、複利運用とは資金が増えたら、その分ロットを増やして運用する方法で、複利運用をした場合のほうが資金は早く増えていきます。

資金管理についての推奨は、最初は単利運用で運用をしてある程度安定的に稼げる自信と実績が出た段階で複利運用に切り替えると良いでしょう。

また、この「ある程度安定的に」の目安として3か月から半年間くらいの期間が適切だと考えています。

この理由として、これまでの経験上一つのトレードスタイルでの調子が良い時と、悪い時が必ずあるからでそのサイクルが大体3か月くらいになる事が多いからです。

大事なのは、自分のトレードスタイルで調子が悪い時に、いかに損失を抑えられるか、少ないながらでも利益を出せる事です。

FXのトレード手法にはどんなものがある?まとめ

今回、トレード手法にはどんなものがあるのか?どんなカテゴリで分けられているのかを紹介してきました。

今回紹介したのはこの7つですね。

  • 時間軸⇒スキャルピング、デイトレード、スイングトレード
  • エントリー方向⇒順張り(トレンドフォロー)か逆張り
  • 裁量度合い⇒裁量トレード、システムトレード
  • エントリータイミング⇒ブレイクエントリーか、押し目買いor戻り売り
  • 注文方法⇒成り行き、指値、逆指値、etc
  • 分析に使う情報⇒テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析
  • 資金管理⇒ナンピン、マーチンゲール、単利運用、複利運用

この様に一つにまとめて見てもらうと気づく人もいるのですが、このカテゴリわけはトレード手法を具体的なステップにした「いつ、どこで、どの様にエントリーをするのか」の各要素においての方法、手段になるのです。

そして、それぞれにおいて勝つために必要な考え方が違ってくるものなのです。

これから本格的にFXを勉強する人は、それぞれの特徴を分かった上でトレード手法を選ぶ参考にしていただきたいと思います。

また、既に手法があるという人はそれぞれ観点において、メリットデメリットがあるのでそれを把握した上で、自分のものにするという意識で取り組んでいただけたらと思います。

僕個人的なオススメとしては、値が伸びるところを狙いやすく、プラス収支を出し続けるために、

基本的に、テクニカル分析を使った順張りの(長期足から見ての逆張りならばOK)デイトレードからスイングトレードで、ブレイク狙いの成り行き注文でエントリーをして単利運用していく裁量トレードです。

慣れてきたら、押し目買い、戻り売りにもチャレンジをしていき、利益が出る様になってきたら翌月はロットを調整していく複利運用が良いでしょう。

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※この情報に基づいてトレードした際の保証や責任は一切負いませんのでご注意ください。

合わせて読むとより理解が深まります