ここでは主に日足や4時間足などの長期足でのローソク足パターンを紹介します。
普通エントリーの際は、狙う場面を絞ってから、エントリーの最終決断をするために短期足でチャートパターンの発生を待ちます。
しかし、これから紹介するローソク足のパターンが確認できれば、短期足でのチャートパターンの発生を無視してエントリーできます。
つまり、これから話すローソク足パターンがでたら、タイミングをとってエントリーするだけいいということです。
そのくらい強力なものなので、発生頻度はそこまで多くありません。
ただ、パターンが発生したら、相場は大きく動くことが多いので、その少ないチャンスを見逃さないようにしましょう。
つつみ足とはらみ足のコンビネーション
最初に紹介するのは、つつみ足とはらみ足のコンビネーションです。
つつみ足は別名インサイドデイと呼ばれ、はらみ足はアウトサイドデイと呼ばれることからわかると思いますが、日足チャートをメインに使います。
つつみ足とはらみ足はそれぞれが単体で発生しても、これから相場が大きく動くサインになりますが、両方が連続して発生した時はより強いサインとなり相場の動きも激しくなります。
まずはつつみ足とはらみ足を個別に紹介していきます。
つつみ足(インサイドデイ)はレンジを見分ける
一般的にレンジ相場が来たあとにトレンドが発生する、と言われますよね。
これは日足などの長期足でも15分足などので短期足でも同じです。
日足でつつみ足が発生したポイントは、5分や15分足などの短期足ではレンジ相場になっています。
短期足でレンジになっているところは、後々トレンドが発生しそうだと予想が立てられますが、ここでつつみ足が発生することで、トレンドの強さがより一層大きくなります。
つまり短期足でレンジになっているだけでは、そのあとのトレンドの強さはよくわかりません。
しかし、日足でつつみ足が確認できれば、レンジのあとのトレンドに勢いがつきそうだ、というのがわかり、安心してトレンドに乗れます。
エントリーする短期足でのトレンドの強さを確認する方法として、つつみ足を見つけられるようにしてみてください。
つつみ足はこちらでチャートを使って説明しました。
はらみ足(アウトサイドデイ)はだまし
次に紹介するのははらみ足です。
別名アウトサイドデイと呼ばれます。
はらみ足はつつみ足と同じで、日足で使うローソク足のパターンの一つです。
レンジが発生するつつみ足に対してはらみ足が発生する場面は、短期足ではだましが発生しています。
相場でだましが起こるところは必ずと言っていいほど大きく動きます。
というのも、だましは含み損を抱えている人たちがポジションを決済する勢いで起こることが多いからです。
一斉にポジションが決済され、相場が大きく動く、この場面で含み損を抱えるのではなく、うまく利益を上げようとするのがはらみ足の役割です。
だましは多くの人が引っかかってしまうので、攻略するために少し慣れが必要です。
つつみ足と比べると、はらみ足のパターンを捉える方が難しいですが、その分取れる利益は大きくなります。
なので、ぜひだましを味方につけるはらみ足をマスターしてください。
2つのコンビネーションが最強
次につつみ足とはらみ足のコンビネーションについて解説します。
これはつつみ足とはらみ足が連続して発生する場面を指します。
簡単に言うと、つつみ足でレンジが発生した後、トレンドが発生したと思ったらだましで、はらみ足が完成します。
そして、はらみ足が完成すると、だましの勢いのままトレンドが発生するため、トレンドは勢いがあり、長く続くことが多いです。
こういう場面に早い段階で気づき、エントリーするために長期足のローソク足を見てはらみ足を探します。
2つのコンビネーションが起こる順番は、つつみ足の後にはらみ足です。
つまり、まずはつつみ足を見つければいいことになります。
まずは、実際のチャートでこのコンビネーションを確認して、リアルタイムのチャートでも見つけられるようにしましょう。
宵の明星と明けの明星で転換をとらえる
次に紹介するのが宵の明星と明けの明星です。
宵の明星と明けの明星のローソク足パターンから転換場面をピンポイントでとらえることができます。
もともとこの2つは株式投資でよく使われていたもので、それがFXでも機能するということで、FXでも使われるようになりました。
宵の明星と明けの明星の基本的な説明はこちらにまとめました。
また、これらを使った具体的なエントリー方法についてはこちらでチャートを使って解説しました。
こちらでは長期足を前提にして場面の絞り込みからエントリーまでをまとめました。
まとめ
ここでは主に長期足でのローソク足のパターンを紹介しました。
単体で使うものからコンビネーションで使うものまでたくさんあります。
今回紹介したローソク足のパターンを身につけつつ、トレードする時も、よりローソク足に注意を払ってみてください。
そうすることで、トレンドの勢いや、これからそうなりそうか、感覚的なものがつかめるようになってきますよ。